毎年1月1日、多くの選手が現在のクラブとの契約が6月30日で終了するため、他クラブと自由に交渉できるようになります。これはアトレティコ・マドリーでも同様で、現在契約期間が来年6月末までの選手が6名います。そのうち2名はレンタル選手であり、メトロポリターノでの期限終了後に所属元クラブへ復帰することになります。
- コケ
ワンクラブマン”であり続けたいという願いアトレティコのキャプテンであるコケは、現在1年ごとに契約を更新しています。33歳を迎える目前の彼は、スタメンとしての出場機会が減っているものの、シメオネ監督の計画では依然として重要な選手です。前回の契約更新では年俸が下がりましたが、彼自身は“ワンクラブマン”としてアトレティコでキャリアを終えたいと語っています。クラブも1年の契約延長には特に反対しないと見られています。
- ヘイニウド
1月中に移籍の可能性モザンビーク出身のヘイニウド(1月で31歳)は、シメオネ監督の計画内での存在感が薄れています。大けがから復帰して以降、かつてのような信頼を得ることができていません。現在はローテーション選手となっており、契約更新の話し合いも行われていません。フランス、イングランド、イタリア、ポルトガルでは評価が高いため、冬の移籍市場で売却される可能性もあります。そうすれば、数カ月後にフリーで退団される事態を避けられます。
- ヴィツェル
チーム最年長の選手昨シーズン、36歳になるベルギー人のヴィツェルはアトレティコで最も安定した守備を見せ、契約延長を勝ち取りました。しかし今シーズンは出場機会が減少し、その将来は不透明です。ロッカールームでは好かれていますが、クラブとしては守備陣の若返りが必要とされています。
- アスピリクエタ
ロッカールームでの高い評価ナバーラ出身のアスピリクエタは8月に36歳を迎えます。ヴィツェルと同様、出場機会は少ないものの、ピッチ内外での献身的な姿勢から信頼を得ています。ロッカールームでは非常に評価されており、その将来については近く話し合われる予定です。
- ムッソ
条件付きの買い取り義務アタランタからレンタル中のムッソ(30歳)はアトレティコで好印象を与えていますが、予想通り、オブラクの存在が大きな壁となっています。それでも出場時のパフォーマンスは評価されています。アトレティコは25試合以上の出場を条件とした買い取り義務を契約していましたが、現時点で彼の出場は今シーズン3試合のみです。マルベーリャ戦で4試合目になる予定ですが、アタランタと買い取り条件を再交渉する可能性も残されています。
- ラングレ
予想外の好結果バルセロナからレンタル加入したフランス人のラングレ(29歳)は、当初期待値が高くありませんでしたが、ル・ノルマンの離脱後にシメオネ監督の信頼を勝ち取り、現在はスタメンに定着しています。これまで良好なパフォーマンスを見せており、6月にはバルセロナへ復帰する予定ですが、アトレティコはバルセロナと交渉し、移籍金を引き下げたうえで契約することを検討しています。ただし、その際には選手自身が大幅な年俸カットを受け入れる必要があります。ラングレ本人はマドリードでの生活に満足しており、さまざまな可能性が検討されています。
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