アトレティコの逆転劇に見る10のポイント

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アトレティコ・マドリーは、次の土曜日に控えるバルセロナ戦に向け準備を進めています。同チームは現在、6連勝という勢いでラ・リーガEAスポーツの首位に挑む状況を作り出しました。この間の攻撃力の向上、途中出場からゴールを決めたアレクサンデル・セルロート、守備の安定、フリアン・アルバレスの適応、ロドリゴ・デ・パウルの復調、そしてアントワーヌ・グリーズマンの決定力が要因です。

  1. ラ・リーガでの6連勝は1年ぶり
    2023年10月29日以来、アトレティコがラ・リーガで6連勝を記録するのは初めてです。ラス・パルマス(2-0)、マジョルカ(0-1)、アラベス(2-1)、バリャドリード(0-5)、セビージャ(4-3)、ヘタフェ(1-0)に勝利し、現在の勢いを築きました。この150試合で4回目の6連勝であり、7連勝以上を達成したのは2021年、リーグ優勝時の14節から21節までの8連勝が最後です。
  2. 予想ゴール数を超える得点力
    アトレティコは、直近6試合で15得点を挙げていますが、予想されていた得点数(9.52)を大きく上回っています。シュート総数73本、枠内シュート34本のうち、平均5本ごとに1ゴールを決める効率の良さが光ります。
  3. グリーズマンの4ゴール
    アントワーヌ・グリーズマンは6試合中4ゴールを挙げ、そのうち3点が勝敗を分ける重要なゴールでした。アラベス戦では76分にPKで同点に追いつき、最終的に2-1の勝利に貢献。また、セビージャ戦では2-3の場面で62分に得点し、94分に決勝点となる4-3を決めました。
  4. セルロートの途中出場からの4ゴール
    途中出場が続くアレクサンデル・セルロートですが、その影響力は絶大です。アラベス戦ではPKを獲得し、さらに決勝点を決め、直近のヘタフェ戦でも69分にヘディングで得点を挙げ、チームを救いました。
  5. 守備の復調、4試合無失点
    10月27日のベティス戦での敗北以降、アトレティコは守備重視のスタイルを取り戻し、直近6試合中4試合で無失点を記録しました。この間、被シュート数はわずか12本で、失点は4点に抑えています(そのうち3点はセビージャ戦でのものです)。
  6. フリアン・アルバレスの飛躍
    ディエゴ・シメオネの戦術に適応したフリアン・アルバレスは、直近の11試合で8ゴールを記録。マジョルカ戦での決勝ゴールや、バリャドリッド戦の得点、スロヴァン・ブラチスラバ戦での見事なゴールなどが含まれます。また、この間に1アシストも記録しています。
  7. デ・パウルの復活
    ロドリゴ・デ・パウルは現在、アトレティコ移籍後最高の状態です。過去11試合で3ゴール、4アシストを記録し、ほぼすべての試合でスタメン出場しています。この期間以前の147試合で11得点、16アシストだったことを考えると、飛躍的な進化が見られます。
  8. 固定された“10人”の選手
    直近5試合で、アトレティコはほぼ固定されたスタメンで戦っています。、ハビ・ガラン、ホセ・マリア・ヒメネス、、パブロ・バリオス、、フリアン・アルバレスの10人がその中心です。フォーメーションも5-3-2から4-4-2に変化しています。
  9. バルセロナの失速
    アトレティコが好調な一方、バルセロナは初期の勢いを失いました。シーズン序盤12試合で11勝を挙げた後、直近6試合では1勝(マジョルカ戦5-1)、3敗(ソシエダ、ラス・パルマス、レガネス戦)、2引き分け(セルタ、ベティス戦)に終わっています。この間、9失点を喫しています。
  10. レアル・マドリーのつまずき
    アトレティコはレアル・マドリーを抜き去り、首位を狙う条件を整えました。レアルは直近18ポイント中5ポイントを失い、ラージョ戦の3-3引き分けや、アスレティック戦の0-1敗北が痛手となっています。延期されていたバレンシア戦は、来年1月3日に行われる予定です。

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