ジュリアーノがユニフォームに「シメオネ」と入れない理由

ジュリアーノ・シメオネは今シーズン、注目を集める選手の一人となっています。アトレティコ・マドリーでレギュラーの座をつかんで以来、彼のチームへの貢献は疑いの余地がありません。そのエネルギーはチーム全体に良い影響を与えています。

父親が「チョロ」ことディエゴ・シメオネであることは、ジュリアーノがアトレティコ・マドリーのトップチームに入る上で、必ずしもプラスにはなりませんでした。それどころか、チョロ監督はこれまで自分の息子を指導することに消極的な姿勢を示していました。しかし、ジュリアーノの台頭と、彼がチームにもたらす可能性を考え、監督はその考えを改めざるを得ませんでした。

そんな中、シメオネ家の三兄弟の末っ子であるジュリアーノは、ESPNのインタビューでユニフォームに「シメオネ」という姓ではなく、「ジュリアーノ」と記す理由を明かしました。

「私はシメオネですが、ジュリアーノとして自分の道を切り開きたいのです」と彼は語り、さらに「初めてユニフォームに名前を入れることになった時から、アトレティコ・マドリーのBチーム時代から、名前を入れると決めていました。この姓を持っていることを誇りに思っています」と付け加えました。

今シーズンすでに17試合に出場し、1ゴールと3アシストを記録しているジュリアーノは、「自分はチームを助けるために必要なことをする一人に過ぎません。それが走ることであれ、スペースを作ることであれ、アシストや得点であれ、何でもやります。私たちは今、チームに与えられた信頼にとても満足しています」と語っています。