コパ・デル・レイの初戦は、多くの場合、監督が普段の試合では試せないいくつかの実験を試す機会となります。シメオネ監督も、ビック戦を利用してナウエル・モリーナを別のポジションで試しました。
アルゼンチン出身のモリーナは、3バックの右センターバックとしてプレーし、右サイドはジュリアーノ・シメオネに任されました。しかし、ビックが開始早々から守備ブロックを固めてきたため、モリーナは攻撃参加する余裕もありました。実際、遠距離からのシュートを放ち、これがアトレティコにとって最も有力なチャンスの一つとなりました。
この実験は完璧とは言えません。相手が5つ下のカテゴリーのチームであるにもかかわらず、ナウエル・モリーナが守備の中心に大きな安定感をもたらしたとは言えず、一部の場面では相手に押されるシーンも見受けられました。
シメオネ監督は、これまでにも主に左サイドの選手で同様の実験を行っており、かつてヘイニウドで試みたこともあります。最近ではガランもこの方法で起用され、ポジションを見出しています。
ジョレンテとアスピリクエタの負傷により、シメオネ監督は右サイドの対策を講じる必要に迫られています。現在、右サイドはモリーナだけでカバーされていますが、今のところジュリアーノを右サイドの選手として再適用し、選手層を増やす工夫をしています。
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