これで正式です。アトレティコ・マドリーは、水曜日にスタジアム名の変更を正式に発表しました。メトロポリターノは2017年9月の開場以来、これで3度目の名前変更となります。当初は「ワンダ」でスタートし、5年後には「シビタス」がその役割を引き継ぎました。
しかし、年間1,000万ユーロの支払いに対応するために、エストレマドゥーラ地方の企業が財政的な問題を抱えていたため、クラブはこの契約を解除し、他の企業と交渉を進めました。その中で常に最有力候補となっていたのが、ルイス・アラゴネス通りにあるスタジアムの命名権を取得するサウジアラビアの航空会社「リヤド・エア」でした。
2025年に運航を開始する予定のこの新設航空会社は、すでにアトレティコ・マドリーのメインスポンサーであり、同社のロゴがトップチームのユニフォームに掲げられています。今回の契約では、メトロポリターノの名前にリヤド・エアが加わることになり、経済的にクラブの歴史上最大の契約となります。
契約期間は少なくとも2033年までとなり、アトレティコにはボーナスを含めて総額2億5,000万〜3億ユーロがもたらされる見込みです。いずれにしても、これによりクラブは、他の欧州のトップクラブが航空会社をスポンサーとして抱えるレベルに到達することとなります。
アトレティコ・マドリーは、数週間にわたってこの名称変更に向けて作業を進めており、スタジアムの外壁に金属バーを設置する作業が行われていました。3週間前、クラブは清掃とメンテナンス作業だと説明していましたが、実際には新しい名称を掲げるための仮設の構造物を設置していました。正式な新しい文字が取り付けられるまでの間、仮の幕が掲げられる予定です。
「リヤド・エア・メトロポリターノ」という新名称は、10月20日(日)16時15分にレガネスを迎えて行われるアトレティコのホームゲームで正式にお披露目されます。
アトレティコ・マドリーのCEO、ミゲル・アンヘル・ヒル・マリンは、「リヤド・エアとのスポンサー契約を結んでから、わずか1年あまりでこのパートナーシップの拡大を発表できることを誇りに思い、非常に嬉しく感じています。この契約により、私たちのスタジアムは『リヤド・エア・メトロポリターノ』と命名されます。トニー・ダグラス氏とそのチームの皆さん、アトレティコ・マドリーをグローバルに展開する野心的なプロジェクトの戦略的パートナーとして選んでいただきありがとうございます」と述べています。
一方、サウジアラビアの航空会社CEO、トニー・ダグラス氏は、「リヤド・エア・メトロポリターノという名前を持つパートナーになれることは光栄ですし、アトレティコ・マドリーとの協力関係を2033年まで拡大できることを誇りに思います。両組織はともに、最高レベルで成功を目指しており、この象徴的なスタジアムに我々の名前を掲げることは、リヤド・エアの知名度をスポーツ界やそれ以外の分野でも高めるでしょう」とコメントしています。
シビタスとの契約変更
シビタスに関しては、契約が修正されました。メトロポリターノの名前からは外れるものの、同社は今後少なくとも5年間、引き続きアトレティコ・マドリーのスポンサーの一つであり続けます。内容は異なるスポンサー契約となりますが、両者は今後も協力関係を継続します。
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