グリーズマンはパリの夢を失ったまま

アントワーヌ・グリーズマンには、フランス代表としてオリンピックに出場する夢がありました。その理由は2つあります。1つ目は、大会が母国フランスのパリで開催されること。2つ目は、自身が現役を引退する前にこの大会に出場する最後の機会となる可能性があることです。

ティエリ・アンリが発表した予備的な招集メンバーにグリーズマンの名前は含まれていませんでしたが、本人は出場を熱望していました。しかし、所属クラブであるアトレティコ・マドリーは、この大会出場のための選手解放を許可しませんでした。FIFAカレンダー外の開催となるオリンピックの場合、クラブは選手を派遣する義務を負わないためです。

メトロポリターノでは決定が覆ることはありませんでした（グリーズマン自身も長い間それを受け入れていました）。そしてこの月曜日、アトレティコのフォワードが元アーセナルやバルセロナの選手が指揮する18人の招集メンバーに含まれていないことが確認されました。

グリーズマンと同様にパリの大会への出場を希望していた他の選手、例えばエムバペ、カマヴィンガ、ジルーもリストには含まれていませんでした。その代わりに、33歳のアレクサンドル・ラカゼットや、24歳のセビージャのセンターバック、ロイク・バデが招集されました。

グリーズマンは、ほぼ全ての試合に出場した後、やや精彩を欠く形でアトレティコでのシーズンを終えました。彼は疲れ果てており、現在はドイツで開催されているユーロ2024に参加しており、疲労の兆候を示しています。今週火曜日には、彼はフランス代表としてスペイン代表と対戦し、大会の決勝進出を賭けます。