スペイン女子サッカーにおける日程編成(RFEF=スペインサッカー連盟とLiga Fの合意による)が再び注目されていますが、おそらくこれが最後ではありません。昨シーズンは、リーグ戦が6月15日まで延長されたことにより、スペイン代表選手たちがパリ五輪2024に向けた初の合宿までほとんど休みを取れなかったという経緯がありました。
そして今シーズンは、6月7日に予定されているコパ・デ・ラ・レイナ決勝に注目が集まっています。というのも、その直前に代表ウィークが挟まれており、多くの主力選手たちが週明けにクラブではなく代表チームでトレーニングを行うからです。
「まだ時間はありますが、私たちにはその決定の権限はありませんし、その間にFIFAの試合期間もあります。理想的ではありませんが、それが現状であり、私たちは与えられたもので取り組みます」と、アトレティコのタチアナ・ピントは、日曜日に行われたリーグ最終戦から、ウエスカで7日に行われるバルセロナとのカップ決勝までの19日間について質問された際に説明しました。彼女の監督であるビクトル・マルティンも同様の意見を述べました。「時間はあるし、その間に代表戦期間もあるので、準備と調整は少し複雑になりますが、言い訳にはなりません。」
アトレティコのチームには、定期的に代表戦に参加する、あるいは今シーズン参加した10人のサッカー選手がいます。ローレン・レアル、シルビア・ロリス、ボー・リサ、ガビ・ガルシア、タチアナ・ピント、フィアンマ・ベニテス、ルアニー、アジバデ、ジオ・ガルベリーニです。決勝のもう一方の主役であるバルセロナの場合、その数は17人にまで増加します。カタ・コル、パレデス、ジャナ、オナ・バトレ、ロルフォ、ブルクツ、アイタナ、アレクシア、パトリ、ビッキー・ロペス、シェルテンライプ、エンゲン、ピナ、サルマ・パラリュエロ、パジョル、グラハム・ハンセン、そして現在負傷しているキカです。
さらに、バルセロナにとっては5月18日(土)18:00に予定されているチャンピオンズリーグ決勝の準備にも、日程の影響が出ています。対戦相手であるアーセナルは5月10日にマンチェスター・ユナイテッドとの試合でシーズンを終えており、バルセロナよりも8日間多く休養があるのです。しかもバルセロナは、リーグ戦最終節(第30節)の試合を土曜日に前倒しすることもなく、他の7試合と同様に日曜日の12:00に一斉開催しました。これらの試合は順位にも影響がなく、日程調整の余地があったにもかかわらず、です。
こうした状況のなか、バルセロナのスペイン代表に入る可能性のある9名を含めた代表選手たちは、チャンピオンズリーグ決勝のあとすぐに代表チームへ合流し、5月30日と6月3日に行われるネイションズリーグ・ファイナルフォー(対ベルギーおよびイングランド)に参加します。そして、コパ決勝のわずか3日前にクラブへ戻ってくる予定です。このスケジュールは、アトレティコの選手たちにも当てはまります。
いずれのチームにとっても、特異な準備期間になることは間違いありません。
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