「アトレティコに来るときに思い描いていた期待に応えられています。」ビクトル・マルティン(1992年生まれ、マドリード出身)は、アトレティコのベンチでの時間に満足しており、ロヒブランコスのチームも彼に満足しています。シーズン中盤には成績の不安定さから一部で疑問の声も上がっていましたが、チャンピオンズリーグ出場権を確保し、さらに6月7日19時からウエスカで行われるコパ・デ・ラ・レイナ決勝でバルセロナと対戦することになり、シーズン終盤で評価を高めています。
「私たちは本当に仲間同士で支え合っていて、それが鍵でした」と語ったのは、レバンテ・バダロナ戦(5-0で勝利)後のタチアナ・ピントです。今季限りでクラブを離れるキャプテンのアイノア・モラザもまた、今シーズンのロッカールームの団結力を称賛しました。
これは今シーズンのビクトル・マルティン監督の大きな成果のひとつでもあります。彼はマドリードCFFからアトレティコに移籍し、2026年までチームを率いることを任されました。就任当初からファンの結果への期待を強く感じていたと語っています。2024年末から2025年初頭にかけて調子を崩し、疑問視される時期もありましたが、最終的には期待に応える形となりました。
「リーグ戦ではほぼ全期間を通して(3節を除いて)チャンピオンズ出場圏内に位置しており、今後もそのパフォーマンスを安定させていく必要があります」とマルティン監督はメディアに語りました。
アトレティコ・フェメニーノは今季のリーガFを勝ち点58(16勝10分4敗)で終えました。比較として、前シーズン(2023-24)はマノロ・カノ監督でスタートしアルトゥーロ・ルイス監督で終えましたが、勝ち点は3ポイント多い61でした。しかし、決勝進出は果たせませんでした。
こうした成果を受け、ビクトル・マルティン監督は満足感を示しています。「自分は恵まれていると感じています。毎日が自分を成長させてくれます。選手たち、スタッフ、クラブから学ぶことが多く、自分がこの機会を得たときに抱いていた期待は叶えられています」と述べたうえで、さらにこう続けています。
「このクラブにいるために必要な野心はすべて持っていますし、自己批判も欠かしません。全てにおいて改善の余地があります。これ以上努力することはできないと思えるほど働いていますが、それでも全てのプロセスにおいてより良くなることは可能です。チームも自分自身も進化を続けていきたいと思っていますし、できる限り長くここでその進化を続けたいと願っています」。
選手たちも今季の取り組みについて語っています。なかでもアイノア・モラザは、アトレティコでのラストマッチとなったアルカラでの試合後にこう語りました。「今シーズン私たちが築いてきたもの、グループ、ロッカールームの雰囲気を失わないでください。本当に大切なものです。」
同様の声は、昨夏ブライトンから加入したタチアナ・ピントからも聞かれました。記者会見で彼女はこう語っています。「過去の年のことはわかりませんが、今シーズンのチームには本当に家族のような雰囲気があります。みんながベストを尽くし、クラブを最高のレベルに引き上げようとしています。それがすべてを容易にしてくれます。私たちはお互いを支え合う仲間です。出場している時も、していない時も、誰かが必ず手を差し伸べてくれます。素晴らしいロッカールームであり、それが今季の成功のカギとなりました。」
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