1-0:アトレティコ、アスレティックを下してチャンピオンズリーグ進出へ大きく前進

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アトレティコ・フェメニーノは、今季当初から掲げていた来季チャンピオンズリーグ出場という目標に向けて、決定的な一歩を踏み出しました。この目標は近年クラブが継続的に追い求めてきたものでもあります。アトレティコは、その3位の座を争う最大のライバルであるアスレティック・クラブとアルカラで直接対決を行い、両チームにとってまさに「決勝戦」とも言える一戦となりました。5月4日(日)の試合結果により、ビクトル・マルティン監督率いるチームはこの重要な勝利を手にし、残り2試合でバスクのクラブに4ポイント差をつける形となりました。

試合は、最初の15分間で互いを消し合う形でスタートしました。ビルバオのアスレティックは、アルカラのシウダ・デポルティーバのピッチに、4-4の2ラインで構えて臨み、ビクトル・マルティンのチームが攻撃にスピードと正確さを加えるのを難しくしていました。

最初の本格的な攻撃は24分にようやく訪れました。アトレティコのガビ・ガルシアがコーナーキックからヘディングシュートを試みましたが、ナンクラレスのゴールを越えてしまいました。その後も同様の場面が再びありましたが、今回はループ気味のヘディングが相手ゴールキーパーに難なくキャッチされました。前半は、セットプレーのみが数少ないチャンスの手段となっていました。

ホームチームにとって、ベネズエラ出身のミッドフィールダーが最も危険な存在でした。前半の終盤には、イェンセンが左サイドを突破して中央にクロスを入れ、再びガビが飛び込んでボールに触れましたが、これもナンクラレスの正面に収まりました。

アスレティックにとって最も危険なシーンは、エリアの縁でのプレーでした。アスコナにスルーパスが入り、ローラ・ガジャルドがシュートを防ぎきれず、跳ね返りのボールが再びアスコナの前に転がってきました。シュート態勢に入った彼女に対して、ローレン・レアルがスライディングで割って入り、先制点を防ぎました。

物議を醸すゴール
後半は、前半と比べてテンポが上がり、慎重さもやや薄れた展開で始まりました。そして53分、アトレティコが先制点を挙げましたが、アスレティックはこのゴールに対して強く抗議しました。アジバデが右サイドからクロスを入れ、ジオ・ケイロスがゴール前でシュート。最初の試みではボールが足元に止まり、そこから逆サイドの隅にシュートを決めました。しかし問題は、その前のコントロールが高く弾んだボールを受けた際、腕に当たったのではないかという点でした。リプレイでは、腕か脇腹かの判定が明確ではなく、主審の判定は覆らず、ゴールが認められました。

アトレティコは、その後もアスレティックに反撃の隙を与えませんでした。むしろ、追加点を狙う展開となりました。アジバデの低いシュートをナンクラレスがキャッチする場面や、ボー・リサのヘディングが枠を外れる場面が続きました。

アスレティックもセットプレーから何度かチャンスを作ろうとしましたが、依然としてアトレティコの方がより決定的なチャンスを作り出していました。ローレン・レアルのゴール間近からのヘディングは、ナンクラレスが至近距離で防ぐ好セーブを見せました。試合終盤には、アスレティック側が2度のPKを要求する場面や、マイテのシュートがポストの横をかすめる場面もありましたが、試合はそのまま1-0で終了しました。


Atlético 1-0 Athletic

Atlético: Lola Gallardo; Moraza, Lauren, Lloris, Medina; Gaby, Boe Risa; Ajibade, Fiamma, Gio; y Luany.

Athletic: Nanclares; Elexpuru, Baños, Landaluze, Nerea Nevado; Oguiza, Zubieta, Valero; Agote, Azkona y Amezaga.

Árbitra: Gil Soriano (Galicia).

Estadio: CD Alcalá Henares.

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