リーガFではVARが導入されていませんが、スペイン女子スーパーカップでは審判を支援するために技術が使用される予定でした。しかし、「予定だった」と言うのは、アトレティコ・マドリーとバルセロナが対戦した準決勝の試合で、VARが試合の70分になるまで機能しなかったからです。
ブタルケで行われたこの試合が終盤に差し掛かるころ、RFEF(スペインサッカー連盟)はVARが試合の後半中盤まで使用できなかった理由について声明を発表しました。
「FCバルセロナとクラブ・アトレティコ・デ・マドリーが対戦した女子スーパーカップの準決勝第1試合では、映像審判技術(VAR)が、サービスを提供する企業Mediaproの技術的な問題により、試合の70分まで使用できませんでした。
審判技術委員会(CTA)は、この問題が自分たちの責任ではないとはいえ、この事態を謝罪するとともに、企業に対して問題に関する説明を求めています。
また、CTAは、明日の準決勝(レアル・マドリー対レアル・ソシエダ戦)でVARが完全に稼働することを保証するため、Mediaproにすべての作業と技術的なテストを要求する予定です」とRFEFの声明は述べています。
バルセロナがアトレティコに対して明確な勝利を収めたものの、試合中にはいくつか物議を醸す場面がありました。特に後半開始直後、スコアが0-1の時点でアジバデのゴールがオフサイドとして取り消されたシーンが挙げられます。ナイジェリア代表のアジバデは主審に判定を確認するよう求めましたが、VARが稼働していなかったためそれは叶いませんでした。なお、抗議によってイエローカードを受けました。
また、前半には、ブルフツとアレクシア・プテジャスが倒されたプレーについて、バルセロナが2つのペナルティを主張しました。しかし、主審のエウヘニア・ヒル・ソリアーノはどちらの場面も反則とみなさず、もしVARが稼働していれば、審判がモニターでリプレイを確認するよう促されていた可能性があります。
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