アトレティコ・マドリーは、男子代表チームでも女子代表チームでもスペイン代表において重要な存在ではなくなりつつあります。まず、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、過去2回の代表招集においてロヒブランコスを選外としました。しかし、その後、負傷者が出たことで、リケルメ(前回の招集ではラミン・ヤマルの代役)や、ズビメンディ、バエナ、オヤルサバルの欠場により初招集を受けたパブロ・バリオスが代表に加わりました。
一方、同様の状況が女子代表チーム「ロハ」でも起きています。モンセ・トメ監督は、韓国とフランスとの親善試合に向けた招集リストを発表しましたが、そこにはビクトル・マルティン監督率いるアトレティコ・マドリーの選手が1人も含まれていません。
この決定は一部の人々を驚かせるかもしれません。というのも、現在アトレティコはリーガで2位につけており、レアル・マドリー(試合消化数が1試合少ない)に1ポイント差をつけ、4位のレアル・ソシエダには4ポイント差をつけています。最近数週間で多少の不調が見られたとはいえ、コルチョネラスは全体的に見て良いシーズンを送っています。
今シーズン、スペイン人選手たちは高いパフォーマンスを見せています。その例として、ゴールキーパーのローラ・ガジャルドが挙げられます。特にレアル・マドリーとのダービーでは輝きを放ちました。昨シーズンはリーグ最少失点の守護神(サモラ賞受賞)となり、今シーズンもバルセロナのゴールキーパー陣と比べてわずか1失点多いだけの成績を誇っています。
守備陣にはモンセ・トメ監督が注目すべき選手が揃っています。モラザ、メディナ、ロリス、セニア・ペレスなどは非常に良いシーズンを送っています。中でもロリスはU-20スペイン代表で活躍しており、最も招集に近い選手と言えるでしょう。
攻撃陣では、シェイラ・ギハロやフィアンマ・ベニテスがレギュラーとしてプレーしていますが、得点面で目立った活躍は見られません。特にフィアンマに関しては、昨シーズンバレンシアで活躍していたにもかかわらず、今回招集されていない点が注目されます。
また、イレーネ・ゲレーロやエヴァ・ナバーロが昨年のニュージーランドで行われた女子ワールドカップ優勝の金メダルを誇らしげに掲げて帰国したことが記憶に新しいですが、彼女たちもその後アトレティコを去ることとなりました。それ以来、モンセ・トメ監督はアトレティコの選手を忘れているようです。
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