すでに昇格争いとは無縁の立場であったにもかかわらず、アトレティコBは非常に真剣な姿勢で良い試合を見せました。勝利こそ逃したものの、質の高いプレーと闘志を披露し、良い印象を残してシーズンを締めくくりました。試合では、ラヤネとオマール・ジャネによる2本の素晴らしいゴール、そしてコケ・モタのデビューという見どころもありました。
アトレティコBは前半18分、ヒスパノ=アルジェリアンのラヤンが得点を挙げて先制しました。コスティスが自陣から放った見事なスルーパスにより、ラヤンが1対1の状況で相手GKを破ってゴールを決めました。
後半に入ると、54分にリベルトがベネイトのアシストからゴールを決めて同点に追いつきました。わずか9分後、再びベネイトが絡み、今度は自らゴールを決めてメリダが逆転。ホームのロマーノ・ホセ・フート競技場は約6,000人の観衆で盛り上がり、熱気に包まれました。
しかし、74分にアトレティコBが再び試合を振り出しに戻しました。ラヤンの素晴らしいパスを受けたオマールが強烈なシュートを決め、2-2の同点としました。オマールはこの日際立った活躍を見せた選手の一人であり、同じくイケル・ルケもドリブルやシュートで常に相手ゴールを脅かしました。
昇格プレーオフには届かなかったものの、アトレティコBは最終的に7位でシーズンを終え、来季に向けて好感触を残しました。指揮を執るフェルナンド・トーレス監督も、より経験を積んで迎えるセグンダRFEFでの2年目となり、新戦力の加入によって昇格という目標の達成に期待がかかります。
一方、地元チームのADメリダは、アンテケラの敗戦を受けて4位に浮上し、セグンダ・ディビシオン(2部)昇格プレーオフ進出を決めました。プレーオフ初戦の対戦相手は、レアル・ソシエダBとなります。
AD Mérida 1-1 Atlético de Madrid B
AD Mérida: Dani Vicente (Maciá, 71′), Eliseo (Álvaro Juan, 65′), Bonaque, Edu Sánchez, M. Prevedini, Del Cerro, Miki Muñoz, Miguel Carvalho, Raúl Beneit (Tiago Leal, 85′), Javi Eslava (Herculano Nabian, 71′) y Liberto Beltrán (Juanjo, 65′).
Atlético de Madrid B: A. Iturbe, Boñar, Kostis, Spina (Koke Mota, 79′), Pablo Pérez (Sellu Diallo, 56′), Julio, Joaquín (Jano, 68′), J. Serrano, Iker Luque (Carlos Gimñenez, 79′), Rayane y O. Janneh.
Árbitro: Álvaro Cánovas García-Villarrubia. Mostró tarjeta amarilla a los locales Eliseo (60′); y a los visitantes Spina (11′).
GOLES:
0-1. 18’. Rayane.
1-1. 54’. Liberto Beltrán.
2-1. 63’. Raúl Beneit.
2-2. 74’. Omar Janneh.
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