「未来のアトレティコC」、昇格プレーオフ進出をかけた決勝戦へ

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今週日曜日、午前11時30分から、CUCビジャルバがCDガラパガルをホームに迎えます。かつてであれば、盛り上がるシエラ地方のダービーになっていたであろう一戦です。しかし現在では、この試合はセグンダRFEF昇格プレーオフ進出をかけた本物の決勝戦となっています。そしてこの試合にはアトレティコ・マドリーも大きな関心を寄せています。なぜなら来季から、CUCビジャルバがアトレティコのCチームになるからです。

とはいえ、この決勝戦には昔のダービーの面影はほとんど残っていません。まず試合が行われるのは、ビジャルバではなくアルカラ・デ・エナーレスです。これは、シーズン終盤にかけてCUCが自治体との問題でホームを失い、そこを仮本拠地にしているからです。名前こそビジャルバですが、実際にはマハダオンダで練習を行い、アルカラ・デ・エナーレスでホームゲームを行うアトレティコ・マドリーのチームです。サッカー界ではよくある話です。そのため、近隣のガラパガルとの間に、もはやライバル関係はほとんど存在しません。

このような事情の中、CUCビジャルバはリーグ最終節を前に昇格プレーオフ圏内に位置しています。前節のトリバル・バルデラス戦(ラ・カナレハ)では引き分けに終わりました。現在、・リバス監督率いるチームは、プレーオフ圏外の追随者(ビジャベルデおよび対戦相手のガラパガル)に対して1ポイント上回っている状況です。さらにその下にはレガネスBが2ポイント差で続いています。つまり、まだ全チームに昇格プレーオフ進出の可能性が残されています。

昇格プレーオフ進出に向けた「未来のアトレティコC」の条件は明確です。勝てば自力でプレーオフ進出が決定し、引き分けた場合はビジャベルデとレガネスBの結果次第となります。ビジャベルデはすでに昇格プレーオフ2位を確定させているラージョBと対戦し、レガネスBは降格圏からの生き残りをかけたパルラと対戦します。一方、ビジャルバがガラパガルに敗れた場合は、直接のライバルに負けることになるため、プレーオフ進出の可能性は完全になくなります。

追いかける側のチームには、さらに複雑な条件があります。ガラパガルの場合、勝利したうえで、ビジャベルデがラージョBに勝たないことを祈る必要があります。ビジャベルデ(ボエティッヒャーのチーム)は、勝利しつつビジャルバが勝たないことを望む必要があります。最後に、レガネスBは自分たちが勝利し、ビジャルバが引き分けに終わり、さらにその次の順位のチームがラージョBに勝たないことが条件となります。

もしCUCビジャルバが昇格プレーオフに進出できれば、それは大成功と言えます。このチームは、ユース選手たちを中心に構成され、一部には将来有望な補強選手も含まれています。中でも注目は、エースストライカーのアブラハム・ノブレガ選手(ブラウリオの息子)です。

ただし、最大の課題は、ディエゴ・シメオネ監督率いるトップチームの練習サポートに多くの時間を費やしているため、ビジャルバの選手たちは1週間もまともに練習できていないことです。とはいえ、それもまた当然の話でもあります。

もし彼らが実際に昇格を果たした場合、それはアトレティコのアカデミーにとっては大きな飛躍になります。これにより、アトレティコの第3チームがスペイン4部にあたる「セグンダRFEF」に所属することになり、ユース卒業生の重要な育成ステップとなるでしょう。もしそのうえ、Bチームもセグンダ(2部)昇格を果たすようなことがあれば、さらに素晴らしい展開となります。その戦いについては、まだ数試合が残されています。

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