注目がチャンピオンズリーグの決勝（バルセロナ対リヨン、土曜日18:00）に向けられる中、リーガFは今週末に再開されます。今節の焦点となるのは、残留争いと最後の欧州切符獲得争いです。アトレティコ・フェメニーノは、すでに降格圏を脱出しているレバンテ・ラス・プラナスを相手に、レギュラーシーズンの3位を守ろうとします。レバンテは残留争いから遠ざかっていますが、依然として厳しい状況に置かれています。アトレティコ・マドリーの守護神であるローラ・ガジャルドは、チームにとって重要な存在です。チームが4連勝を達成している中で、特に最後の3試合では素晴らしいセーブを連発し、チームを勝利に導いています。彼女は今まさに絶好調と言えるでしょう。
先日、AS紙のインタビューで、好調の理由について語ったローラ・ガジャルドは、「今年はとても安定したシーズンを過ごせています。アンデス・コロナド（GKコーチ）のおかげで、これまで誰も見つけられなかったポイントに気づかせてくれました。それが今、機能しているのだと思います」とコメントしています。彼女はアンダルシア出身で、スペイン代表にも選出されていましたが、いわゆる「15人の反乱」以降は代表から離れています。しかし、スペイン女子サッカー界において、ゴールキーパーの先駆者の一人として君臨しています。
セビージャで育成を受けたローラ・ガジャルドは、スポルティング・ウエルバを経て、2012-13シーズンにアトレティコ・マドリーに移籍し、今ではチームの象徴的な存在となっています。2020-21シーズンにはフランスの強豪オリンピック・リヨンでプレーしましたが、3シーズン前に「我が家」と呼ぶアトレティコに復帰し、数々のタイトルを獲得しています。ガジャルドは、2017年、2018年、2019年のリーグ優勝、2016年のコパ・デ・ラ・レイナに加え、2023年にはレアル・マドリーとの大接戦を制し、2点差を追いついた後にPK戦で2本をストップして優勝を果たしました。
そのレアル・マドリーとの決勝戦でも、ガジャルドは絶好調ぶりを証明しました。重要なセーブを連発し、PK戦でも目覚ましい活躍を見せました。オルガとテレサのシュートを完璧に阻み、スヴァヴァのシュートは枠外に外れるように誘導しました。
このようにして2022-23シーズンを終えたローラは、2023-24シーズンも同じように無敵の存在として始めました。リーガFでは24試合に出場し、アトレティコが受けた20失点のうち19ゴールを許していますが、アトレティコはリーグ戦で2番目に守備力の高いチームとなっています。
さらに、OPTAのデータによると、背番号1のローラは67回のセーブを記録し、リーグで最も多くのセーブをしたゴールキーパーのトップ10に入っています。また、8試合で無失点を達成しています。特に、最近数週間のアルトゥーロ・ルイス監督のチームによるレアル・ソシエダ戦（0-2）、コスタ・アデヘ・テネリフェ戦（1-0）、レアル・マドリー戦（2-3）の勝利で、ローラ・ガジャルドは特に輝きを見せました。
まさにアトレティコ自身も、ディ・ステファノでのレアル・マドリーとのダービーにおけるローラの活躍をSNSで誇っていました。リンダ・カイセド、モラー、トレッティ、フェラーなどが、アンダルシアの壁であるローラに阻まれました。54ポイントで3位に立つアトレティコは、次に控えるレバンテに3ポイント差をつけており、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を目指して歩み続けます。
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