アトレティコ・マドリーでのタイトル獲得という夢と、去就を迷うアルバロ・モラタ

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アトレティコ・デ・マドリーのストライカー、アルバロ・モラタが注目を集めています。彼のスペイン代表でのパフォーマンスに関して、彼は歴代のユーロ大会で3番目に多く得点を挙げたトップスコアラーの一人です。しかし、彼のアトレティコでの将来についても注目されています。

選手は、スペイン国営放送RTVEのインタビューに応じ、クラブでの優勝への意欲を表明しつつ、去就問題の影に悩まされていることを明かしました。「アトレティコで成功を収め、タイトルを獲得したい気持ちはもちろんあります。ですが、確かに退団について噂になっていること、そしてクラブが自分を構想に含んでいない可能性があることは頭の中にあります。先日の記者会見での発言はそういう意味です」と、以前の発言について説明しました。「しかし、残留を後押しする要素もたくさんあります。優勝という夢をアトレティコ・マドリーで叶えることは僕にとって重要ですし、モチベーションにもなっています」と、地元マドリードのクラブでの残留意思も示唆しました。

RTVEのインタビューで興味深いエピソードが明かされました。モラタはフェルナンド・トーレスについて語り、今でも彼と接すると緊張してしまうと話しました。「フェルナンドは僕にとって子供の頃のアイドルでした。今でもクラブ施設で彼と会うと、少し奇妙な気分になります。彼と話すのもちょっと恥ずかしくて… でも近くにいるのは光栄ですね」とコメントしました。さらに、ユーロでの優勝についてフェルナンド・トーレスに並ぶことを望みつつ、自身はゴールを決めなくても構わないとまで発言しました。「7月15日に優勝トロフィーを持ってスペインに帰れることを願っています。たとえ自分がもうゴールしなくてもね」とユーモアを交えながら話しました。

幸せです
モラタは、精神的に落ち込んでいるわけではないと否定しました。「落ち込んでいませんよ。むしろここにいることをとても嬉しく思っていますし、やる気に満ち溢れています」とコメントしました。また、以前の発言について補足を行い、「批判については言及していましたが、それはソーシャルメディアなどではなく、実際に試合をするスタジアムでの出来事についてです。あれは批判ではなく、憎悪や怒りです。僕はプロフェッショナルなので、批判は受け入れます。時にはそれに同意することもありますが、そうではない場合もあります。批判は改善するための材料にもなります」と説明しました。

モラタは、チームメイト全員とトレーニングに励んでおり、水曜日にスペインがイタリアと対戦する試合について話しました。「全員で練習に励んでいて、とてもモチベーションが高いです。イタリア戦 (6月20日) が待ち遠しいですね。この試合はグループリーグの戦いではなく、決勝トーナメントの決勝ラウンドのようなものだと認識する必要があります。まるでこれが最後の試合だと思って、全員がピッチに立たなければなりません」と、イタリア戦に向けてチームの士気を高めるコメントを残しました。

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