赤と白の香り漂うゴールデンシューズ

この記事は約2分で読めます。

ドイツでのユーロが間もなく開幕します。そして、大会開幕前に多くの人が予想するのは、誰が得点王になるかということでしょう。ハリー・ケインやキリアン・エムバペなどが有力候補に挙げられていますが、実際にはユーロに出場し、アトレティコ・マドリーのユニフォームを着てプレーする経験のある選手たちにも注目が必要です。

その理由は、過去4回のユーロの得点王のうち3人が、キャリアのどこかでアトレティコ・マドリーのユニフォームを着ていたからです。2021年のユーロ得点王であるクリスティアーノ・ロナウドだけが、キャリアを通じてアトレティコ・マドリーでプレーしたことがありません。

「時代のロヒブランコストライカー3人」
2008年のオーストリア・スイス大会でゴールデンシューズを獲得した選手の一人がそうでした。当時ダビド・ビジャは4ゴールを決め、大会得点王となり、スペイン代表の優勝に貢献しました。大会当時ビジャはバレンシアに所属していましたが、2013 年にアトレティコ・マドリーに加入し、1 シーズン在籍しました。

4 年後、もう一人のロヒブランコのレジェンドもポーランド・ウクライナ大会で得点王に輝きました。フェルナンド・トーレスは大会で 3 ゴールをマークし、決勝戦でのフアン・マタへのアシストも加わり、得点王のトロフィーを手にしました。このアシストがまさに得点王争いを分けたポイントとなり、トーレスは、マリオ・バロテッリ (イタリア)、マリオ・ゴメス (ドイツ)、クリスティアーノ・ロナウド (ポルトガル)、マリオ・マンジュキッチ (クロアチア)、アラン・ジャゴエフ (ロシア) と同得点で並んでいたものの、受賞に貢献しました。当時トーレスはチェルシーに所属していましたが、ご存知の通り、生涯愛するクラブであるアトレティコ・マドリーで 11 シーズンもプレーしていることは周知の事実です。

最後になりますが、ここ最近のユーロでの得点王でアトレティコ・マドリーの匂いを感じさせる 3 人目はアントワン・グリーズマンです。フランス人選手である彼は、2016 年のフランスで開催されたユーロで6ゴールを決めました。ただ、ビジャやトーレスとは違い、当時彼はすでにアトレティコ・マドリーに所属していました。今年、彼には再び得点王に輝くチャンスが訪れます。

直近 4 回のユーロの得点王のうち3人がアトレティコ・マドリーに所属していたことを踏まえると、ドイツ大会ではモラタ、デパイ、ジョアン・フェリックスといった選手たち、そしてもちろん今大会の得点王候補にも注目すべきでしょう。もしかしたら、2024年の得点王が近々アトレティコ・マドリーのユニフォームを着ている可能性もあるかもしれませんね。

コメント