CUCビジャルバの取締役会は、火曜日にアトレティコ・デ・マドリーとの間で次の10年間、彼らの育成クラブとなる合意を満場一致で承認しました。書類は近日中に署名される予定です。さらに、ジャーナリストのハイメ・フレスノは、マドリードの山岳地域にあるクラブが次年度の予算として34万ユーロを承認したことも明らかにしました。トップチームの費用は実質ゼロで、アトレティコがその費用を負担するためです。
今回の提携は、関係者全てにとって有益な合意と言えます。特にアトレティコ・マドリーにとって重要なのは、フベニールとアトレティコB(監督: フェルナンド・トーレス、プリメーラRFEF)との間のつなぎ役となる、テルセーラRFEF(ビジャルバの所属するリーグ)のチームを必要としていた点です。
今回の提携により、CUCビジャルバはアトレティコ・マドリーのアカデミー組織に加わり、若い選手たちはトップチームを目指してより良い環境でプレーすることができるようになります。またアトレティコ・マドリーは、育成年代の選手獲得や強化に有利な立場となります。
これまで、ユース年代最高峰のディビシオン・デ・オノール・フベニールからアトレティコBへのステップアップは大きく、まだ準備が整っていない選手もいたようです。今回の提携により、そうした選手たちはフベニールを卒業してもクラブを離れることなく、テルセーラRFEFで経験を積むことができます。アトレティコBへの直接昇格が難しくても、チームに残ることで成長の場を確保できるというわけです。
今回の提携により、アトレティコ・マドリーは9年ぶりにアトレティコCを復活させることになります。かつてアトレティコCには、ジョエル・ロブレス選手、ホルヘ・プリード、アルバロ・ドミンゲス、ルーカス・ペレス、サルバ・セビージャなど、その後プロキャリアを歩んだ選手たちも在籍していました。ただし、来シーズンはCUCビリャルバの名前を引き継ぐ形で活動することが予想されます。
今回の件に関して、レアル・マドリーも類似の動きを見せています。昨年、インテルナシオナルをテルセーラRFEFの自チームの傘下に入れ、育成組織に加えました。そして今季、レアル・マドリーCはそのリーグで優勝し、セグンダRFEFへの昇格を果たしています。CUCビリャルバは昨シーズンまでラージョ・マハダオンダの提携クラブでしたが、最近になって提携解除が発表されました。
アトレティコCは、少なくとも最初の1年間は山岳地方の町でプレーする予定です。ただし、契約にはまだ調整が必要な部分があり、数日中にシビタス・メトロポリターノにて正式な契約書に署名される予定です。
最初の獲得選手はラシン・コネ
前述のジャーナリスト、ハイメ・フレスノー氏によると、CUCビジャルバは早くも最初の獲得選手を発表しました。テルセーラRFEFグループ7で得点王となったラシン・コネです。21歳のコートジボワール人選手は、21ゴールを記録しており、そのうち4ゴールはペナルティキックによるものです。
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