モラタにとって、特別な夏になる可能性

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ユベントスは、毎夏アトレティコで起こるモラタの去就問題に終止符を打つことができるかもしれません。シーズン終盤、彼は控えとして終わり、その状況が移籍を後押ししています。ドルトムントとのチャンピオンズリーグ準々決勝の第2戦での明確な1対1のミスと、それに続くハーフタイムでの交代が、モラタの心に重くのしかかりました。彼は23-24シーズンを過去最高の21ゴールで終えましたが、そのうち19ゴールは8月から1月までのもので、2月以降はわずか2ゴールにとどまりました。非常に波のあるシーズンでした。

2018年1月にアトレティコ・マドリーに加入して以来、モラタ選手の去就問題は毎夏の移籍市場における話題となっています。「モラタは残留するのか、移籍するのか」という議論が毎年のように繰り広げられています。2020年には、3,500万ユーロの買い取りオプション付きでユベントスへ期限付き移籍しましたが、期限が来た時にイタリアのチームはその額を用意できず、モラタはそのままアトレティコに戻りました。そして、去就問題の議論は今年も持ち上がっています。2022-23シーズンには、主にイングランドからのオファーがありましたが、モラタ選手はスペインに残留することを選択しました。

2023-24シーズン、モラタはイタリアの強豪クラブ (ローマ、インテル、ユべントス、ミラン) から軒並み獲得オファーを受けていました。しかし、モラタの年俸 (およそ500万ユーロ) がネックとなり、獲得に動いたクラブはどれも移籍金 (アトレティコは2、000万ユーロを要求) に折り合いをつけることができませんでした。また、家族のことも考慮し、アラビアからのオファーも断りました。シメオネ監督とは韓国でのプレシーズンツアー中に重要な話し合いを持ち、それ以降、レギュラーとして起用されたモラタは、18ゴールを記録するなど、見事な活躍を見せました。しかし、シーズンの終盤は不調に陥り、再び移籍の可能性が浮上しています。そして、最初に獲得に名乗りを上げたのは、イタリア紙トゥットスポートが報じたように、ユベントスです。

再びイタリアへの道
アトレティコとの契約は2026年まで残っており、昨夏よりも安価な1,500万ユーロでの放出が噂されています。イタリアでは依然として獲得を目指しており、モラタのユベントス時代 (2014-2016年と2020-2022年) の活躍 (185試合で59ゴール、31アシスト) が大きなアピールポイントとなっています。移籍が実現するためにはモラタ側の給与減額が必要となりますが、イタリアからの情報によると、本人はその意思があるようです。

「自分の将来についてはまだわかりません」と、モラタは先日のユーロ直前の代表取材日に告白しました。「何か動きがあるとは思うのですが、今はユーロに集中しています。去就は状況次第ですね。昨年は監督と話し合って最終的に残留しましたが、状況次第でどうなるかはわかりません」と含みを持たせて語りました。移籍の可能性は否定せず、去就問題は依然として未確定のようです。

ほぼ確実なのは、モラタがこの夏に一つの夢を叶えられないということです。それは、オリンピックに出場することです。アトレティコのフォワードである彼は数週間前にそれを認めましたが、現在、パリでのオリンピックに出場するU-21代表チームの監督サンティ・デニアの考えは、23歳以上の選手(3人まで招集可能)を招集しないことです。今のところ、このルールに例外はありません。そのため、ユーロカップの後、モラタは自由の身となり、自身の未来を考え、計画することになります。

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