マドリード、ラ・リーガ24/25の首都

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ラ・リーガ24/25シーズンにおいて、マドリード自治州が5つのチームをプリメーラ・ディビシオンに送り込むことが決定しました。これは、リーグ全体の25%のチームがマドリードに拠点を置くことを意味し、マドリードがまさにラ リーガの首都となるシーズンと言えるでしょう

レガネスの昇格により、ラ リーガ24/25シーズンのマドリード勢は5チームに増加。レアル、アトレティコ、ラージョ・バジェカーノ、ヘタフェに加え、レガネスも加わります。この状況により、マドリードダービーの数は激増。1stラウンドと2ndラウンドの合計で、なんと40回のダービーが開催されることになりました。これは、ラ リーガ史上最多のダービー数となります。

ただし、今回が史上初の出来事というわけではありません。2018-2019シーズンにもマドリード勢は5チーム揃いました。しかし、その時は最下位のラージョ・バジェカーノが降格してしまったため、1シーズンのみでした。今回の挑戦は明確です。5チーム全員が1年間残留を果たし、2シーズン連続でラ・リーガ 1部にマドリード勢を5チーム残留させることです。これはスペインサッカー史上、かつてない偉業となるでしょう。

残留争いが予想されるラージョとレガネス
来シーズンに向けて選手層の入れ替えがなければ、残留が難しいのは、ラージョとレガネス でしょう。ラージョ・バジェカーノは、今シーズンも残留争いに巻き込まれており、降格ラインが早く確定した厳しいシーズンを送りました。レガネスはセグンダからの昇格組のため、ラ・リーガ1部でのレベルの違いを痛感することになるでしょう。

とはいえ、ラージョ・バジェカーノとレガネスは下位リーグでの経験もあれば、トップリーグでの輝かしい瞬間も知っているチームです。苦しい戦いが予想されますが、サポーターにとってはホームスタジアムで最高のサッカーを味わえるシーズンになることは間違いありません。

ヘタフェは欧州カップ戦出場も視野に
一方の ヘタフェ は、残留争いの2チームと比べて一つ上のレベルにいるようです。監督のボルダラスのもと、ヨーロッパカップ戦出場 も視野に入れて戦うでしょう。アンヘル・トーレス会長率いるクラブは、レガネスとの激しいダービーマッチが再び繰り広げられます。両チームは下位リーグ時代からのライバル関係にあり、熱い戦いが予想されます。

王者のレアルとアトレティコ
そして最後に、常に上位争いを演じるお馴染みの2チーム、アトレティコとレアルです。彼らは長らくマドリードの王者であり、街の中で「切り盛りしている」存在です。両チームは圧倒的な人気を誇り、ホームスタジアムは常に熱狂に包まれています。下位クラブにとっては、このような強豪クラブの存在は、サポーターの維持・獲得が難しくなる場合もあります。

とはいえ、マドリードのサッカー界が活気に満ちていることは、マドリード市民がレアルやアトレティコだけを応援する時代ではなくなったことを示しています。近年は、ラージョ・バジェカーノ、レガネス、ヘタフェといったチームも多くのサポーターを獲得しており、それぞれのチームカラーに染まる熱狂的なファンが増えています。この活気あふれる状況が、これからも続いていくことを願います。

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