ビジャルバがアトレティコ・デ・マドリーの新戦力となる可能性

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1990-91シーズン、アトレティコ・マドリーはCBコラード・ビジャルバとの合併により、スペイン最高峰のバッシュケットボールリーグであるリーガACBに初参戦を果たしました。チーム名は「クルブ・アトレティコ・ビジャルバ」とし、お馴染みの赤白のユニフォームを纏いました。ティム・シア監督の下、チームは好成績を収め、コラックカップ(現FIBAヨーロッパカップ)出場権を獲得するほどでした。しかし、1991年6月に起こったヘスス・ヒル会長に対する解任決議により、アトレティコ・マドリーのバッシュケットボール部門は幕を閉じることとなりました。これが、アトレティコにとって唯一のバッシュケットボール挑戦となりました。

アトレティコ・マドリーの下部組織は、再びコラード・ビジャルバと関わりを持つことになりそうです。今回話題になっているのは、サッカーにおける提携関係の構築です。アカデミーでは、フベニールAチームからアトレティコBに上がる際に才能のある選手が流出しているという問題が浮き彫りになっており、そのためかつて存在していたCチームを9年ぶりに復活させることを検討しているようです。

クラブによれば、こちらは長期的なプロセスになるようですが、6月11日(火曜日)に開催される通常会員総会において、討議項目の一つとして取り上げられることが確実視されています。当該項目は、「アトレティコ・マドリード下部組織提携案の承認」と題されています。ご存知の通り、CUCビジャルバは昨シーズンまでラージョ・マハダオンダの下部組織提携クラブでしたが、つい最近、提携解消が発表されました。

Cチームが復活すれば、フベニールAチームから昇格できずBチームに定位置を確保できない選手にとっても、テルセーラRFEFでプレーする機会が生まれ、さらなる成長のチャンスを得られることになります。かつてCチームに所属し、最終的にはトップチームデビューを果たした選手も数多くいます。センターバックのホルヘ・プリードやアルバロ・ドミンゲス、そしてゴールキーパーのジョエル・ロブレスなどがその例です。また、(ラージョ、カディス、デポル)、(レアル・ベティス、マジョルカ)のように、Cチーム在籍経験があり、トップチームでのデビューには至らなかったものの、その後プリメーラ・ディビシオンで活躍する選手も存在しています。

アトレティコ・マドリーのクラブ側は、Cチーム復活は長期的なプロセスになると見解を示しています。今後どのようなステップを踏むのか、注視が必要です。参考までに、レアル・マドリーのCチームは昨シーズン、本来の名称ではなく「インテルナシオナル」という名称で試合に出場していました。インテルナシオナルはかつて存在したクラブの名称で、このクラブはサン・イグナシオ・デ・ロイオラからリーグ参入権を購入して発足した経緯があります。

とにかく、これはアトレティコCがアカデミーに戻るための最初のステップです。

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