レアル・マドリー、アトレティコのアカデミーで大規模な狩りを準備

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ここ数年間、アトレティコ・マドリーのアカデミーは模範的存在となっており、レアル・マドリーの下部組織「ラ・ファブリカ」でもそう考えているようです。昨シーズンはアトレティコのカンテラーノ(下部育成組織出身選手)を5人も獲得し、今シーズンはアトレティコのリザーブチームの守護神であるセルヒオ・メストレとの契約に近づいていると報じられています。

このニュースはテベネットのチームを驚かせました。ロッカールームでは誰もが、今シーズン末で契約が切れるメストレがアトレティコとの契約延長を考えていないことを知っていました。昨シーズンはエスキベル、そして今シーズンはイトゥルベとゴミスという正守護神の影に隠れ、出場機会がほとんどなかったことを考えると、当然の成り行きと言えるでしょう。

フェルナンド・トーレスがBチームの監督に就任し、イトゥルベが移籍した場合、正GKはエスキベルになるだろうと判断したメストレは、契約延長を断わったようです。しかし、誰もが驚いたのは、10年以上アトレティコのユースで育った選手が、ライバルチームであるレアル・マドリーへと移籍する可能性があるということでした。契約はまだ完了していませんが、恐らく来シーズンはセグンダ・フェデラシオン(スペイン4部相当)のレアル・マドリーCでプレーすることになるでしょう。アトレティコ Bよりも1つ下のカテゴリーです。

さて、これはバルデベバス(レアル・マドリーの練習場)が仕掛ける12の動きのうちの最初のものです。スペイン紙ムンド・デポルティーボによれば、レアル・マドリーは下部組織「ラ・ファブリカ」を12人の選手で強化する計画を進めているようです。白い巨人の考えは、アレビンからフベニールまで、ほぼすべてのカテゴリーでアトレティコの選手を補強することです。

現時点で、アトレティコ・マドリーはレアル・マドリーのターゲットだった2名の選手との契約更新に成功しました。

そのうちの1人であるタウフィック・セイドゥは、今シーズンフベニールBに所属し、チョロの指導を受ける機会も得ています。アカデミーでは将来の逸材として高く評価されており、U-15とU-16のスペイン代表にも選出されています。

レアル・マドリーからの誘いにも関わらず、アトレティコはブライアン・デ・ラ・クルスとの契約更新にも成功しました。クラブのウェブサイトによると、4月初めにデ・ラ・クルスは2027年までのプロ契約を締結しました。「僕にとっては夢です。もう何年もここで過ごしていますし、クラブで育ってきました。本当に嬉しいです」と選手はコメントしています。

レアル・マドリーが獲得に動いていたとムンド・デポルティーボ紙が把握している他の2選手は、カデーテ(15-16歳)のルベン・ゴメスとフベニールBのセルヒオ・エステバンです。いずれも将来を嘱望される逸材です。特に今シーズン、マドリレーニョでプレーしていたルベン・ゴメスの場合、レアル・マドリーは昨夏にも獲得を目指していましたが、獲得には至りませんでした。

レアル・マドリーの2つのターゲット
レアル・マドリーはカスティージャで勝利できなかったアトレティコ・マドリーのBチームにも非常に注目しています。特に契約満了間近の2選手、アドリアン・ニーニョとサリム・エル・ジェバリに強い関心を寄せているようです。今後数週間中に、両選手とクラブが会談を行い、アトレティコが彼らに対してどのような計画を持っているのか話し合われると予想されます。これにより、今後の動きが決まる可能性があります。

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