アトレティコ・マドリーが「サン・ネプトゥーノ」を祝う

この記事は約3分で読めます。

5月17日は、アトレティコ・マドリーにとって特別な日です。11年前の2013年5月17日、チームはサンティアゴ・ベルナベウで行われたコパ・デル・レイ決勝でレアル・マドリーを破り、国王杯制覇を果たしました。そして、10年前の2014年5月17日には、ラ・リーガを制覇しました。

これらはディエゴ・シメオネがアトレティコの監督として獲得した最初のタイトルではありませんが、最も重要なものであったことは間違いありません。特に最初のタイトルについては、チョロ自身が何度も言及しています。それは、サンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリーとのコパ・デル・レイ決勝戦でのことです。当時のレアル・マドリーはモウリーニョ監督とクリスティアーノ・ロナウドを擁していました。

当時、アトレティコ・マドリーはレアル・マドリーとのダービーで10年以上の勝利に恵まれず、苦しい状況が続いていました。2010年にはキケ・サンチェス・フローレス監督の下で2度のヨーロッパリーグ優勝と2度のUEFAスーパーカップ優勝を達成していたものの、宿敵であるレアル・マドリーには依然として勝利を収めることができませんでした。しかし、2013年5月17日(金曜日)は、マドリードのダービー戦史、そしてアトレティコ自体にとっても歴史的な転換点となりました。

延長戦でのミランダのヘディングゴールは、長きにわたる呪縛を打ち破るものでした。この勝利は、選手とサポーターたちに、クリスティアーノ・ロナウド擁するレアル・マドリーやメッシ擁するバルセロナとも互角に戦えることを確信させました。試合は、クリスティアーノ・ロナウドの得点でレアル・マドリーが先制しました。しかし、ファルカオの素晴らしいアシストからジエゴ・コスタが同点弾を決め、延長戦へ突入しました。延長戦では、最後まで攻勢をかけたレアル・マドリーを、当時アトレティコ・マドリーのゴールマウスを守っていたクルトワが凌ぎ切り、ミランダのヘディングゴールが決勝点となりました。この歴史的な勝利は、アトレティコ・マドリーの自信を大きく高め、クラブの歴史に新たな1ページを刻みました。

1年後の2014年5月17日、アトレティコ・マドリーはカンプ・ノウに乗り込み、ラ・リーガ優勝を懸けた戦いに臨みました。引き分けでも優勝が決まるという有利な状況でしたが、アレクシス・サンチェスの先制点を、ゴディンの見事なヘディングシュートで追いつき、見事な優勝を成し遂げました。カンプ・ノウは、この偉業を成し遂げたアトレティコ・マドリーを称え、今でも記憶に残るスタンディングオベーションで祝福しました。ピッチでの選手たちの喜びに満ちた祝賀、シメオネ監督と亡き父親との抱擁、ガビ、、チアゴたちの涙… あの感動的な光景から、今日で10年が経ちました。そして今日、アトレティコ・マドリーは「サン・ネプトゥーノ」を祝います。

コメント