コケ、ニコへの人種差別的な侮辱を非難:「このような人々は、サッカー界からも社会からも排除されるべきだ」

アトレティコ・マドリーのキャプテン、コケ・レスレクシオンは、ニコ・ウィリアムズが試合中に人種差別的な侮辱を受けたことを非難しました。コケは試合中にニコに近づいて状況を確認し、その後、DAZNのインタビューで以下のように語りました。

「まず第一に、ニコに何かあったのであれば、彼に多くの励ましと力強いメッセージを送りたいと思います。なぜなら、社会にもサッカーにも、そのような人々(人種差別的な侮辱を浴びせる人々)は受け入れられる場所はありません。選手、アトレティコ、そしてファンはニコを支持し、このような社会やサッカー場で起こってはならない状況に反対します。」

コケは、自身は「何も聞いていない」と説明しましたが、ニコ選手に何が起こったのか尋ねに行きました。

「私たちの住む社会や現代社会のサッカー場でこのようなことが起こってはなりません。」
その後、彼はプレスルームに向かいました。

チャンピオンズリーグへの大きな一歩
「試合の前に、ニコに何かあったのなら、彼に私とチームメイト、そしてクラブからの全てのサポートを送りたいと思います。サッカーにも社会にも、こうした行為が起こるべきではありません。このスタジアムや他のどのスタジアムでも、もう起こらないことを願っています。これは大きな一歩で、クラブが求める目標に近づいていますが、まだ何も決まっていません。15ポイント残っており、アウェイの試合が3つあるので、困難です。私たちはマジョルカ戦に勝ちたいと思っています。チームは大いに努力しており、私たちはその勢いをアウェイでも活かしたいと考えています。」

選手たちの懸念
「許されるべきではありません。人種差別だけでなく。例を挙げると、アルバロ(モラタ)は試合中、あらゆることを言われます。ある時点で『もう我慢の限界だ』と思うこともあります。彼らは死を願うようなことを言うのです… これはすぐに止めるべきです。こうした人たちを特定し、スタジアムから排除するべきです。ここには、自分のチームを応援しに来るのです。」

これをどう解決するか
「スタジアムには多くの人がいるので、特定して排除するのは難しいですが、問題を引き起こす人たちはスタジアムから出すべきです。スタジアムには何千ものカメラがありますから、特定し、追い出すことができるでしょう。こうすれば、彼らは学ぶでしょう。我々は試合をして、人々を喜ばせたいのです。サッカーは、自分のチームを応援するために来る場所であり、侮辱するためではありません。」

コケにとってのラウール、そしてアトレティコにとっての意味
「ラウールは、個人的には友人であり、兄弟のような存在です。若い頃から彼にとてもお世話になりました。一緒に多くの時間を過ごしました。彼からは競争の仕方について多くを学びました。彼は素晴らしいキャリアを築いており、アトレティコでは最高の年の一つを過ごしました。最初は簡単ではありませんでしたが、彼の努力とその闘志で状況を変えました。彼は多くの人に愛されています。アトレティコに来る選手たちのための模範です。彼の試合を見てほしいですね。彼の新しい人生のステージで成功を願っています。彼はフィールドでは少し怒りっぽいですが、フィールド外では本当に素晴らしい人です。」

ホームとアウェイの違い
「説明は難しいです。ホームと同じように試合に臨み、勝利を目指しているのに、上手くいかないことが多いです。このシーズン、アウェイでは結果が出ませんでした。悪かった点を修正して、大きなことに挑戦するために活かすべきです。難しいですね。努力しているのに、うまくいかない。それがなぜなのか、わかりません。残りのアウェイ3試合でこの状況を改善し、できるだけ上位に進むために努力します。クラブの目標を達成するために。」

チャンピオンズリーグに進出できたら、今シーズンの評価は?
「5試合残っているので、意見を述べるのは難しいです。ホームでは素晴らしいシーズンでしたが、アウェイでは調子が悪かったのは事実です。もう少し安定していたら、もっと上位にいたかもしれません。マドリーは非常に良かったですが、私たちも上位にいる可能性があったと思います。チャンピオンズリーグではうまく行きませんでしたが、全体としては良く戦いました。アウェイでの改善が必要だと理解しています。シーズンの評価はあなた方が判断してください。私たちはクラブワールドカップに出場でき、チャンピオンズリーグにも出場できるかもしれませんからね。」

カップ戦から今日の試合まで、何が変わったか
「スペースをもっと埋めることを学びました。ウィリアムズ兄弟は、スペースを与えると非常に危険なので、あまり高くプレッシャーをかけないようにしました。そして、カウンターで攻撃しました。チームは快適にプレーできました。チームは大いに努力しました。ホームでは何も非難することはありませんが、アウェイでは安定性を高めて、大きなことを達成するために改善する必要があります。」