セレソ:「協会は完全に刷新すべきだ、すべてを変える方がいい」

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アトレティコ・マドリーの会長、エンリケ・セレソは、現在スペインサッカー協会が直面している「悲惨な」状況について、「協会全体を完全に新しく作り直すこと」が最善であり、「すべてを変えるべきだ」と考えています。

この発言は、ログローニョにあるラ・リオハ大学のキャンパスで行われたラジオ・リオハ-カデナ・セル主催のイベント「Ser fútbol」での発言です。このイベントには、元サッカー選手のパブロ・ピニジョス氏や、アスレティック・ビルバオ女子チームのダビド・アスナール監督も参加しました。

セレソ会長はイベント会場に入る前に、スペイン高等スポーツ評議会(CSD)がRFEFを監督委員会で監督することを決定したことに対しては、コメントを控えました。

しかし、イベントの中で参加者からの質問に答える場になった時、セレソ会長は「偉大な会長がいた頃」に自分もRFEFの機関に所属していたことを回想しました。この「偉大な会長」とは、汚職などの裁判でほぼ無罪となっているアンヘル・マリア・ビジャール前会長のことだとほのめかしました。

そしてセレソ会長は、「今のRFEFの状況は残念です。国家の管理下に置かれているのは非常に悲しいことで、一刻も早く解決すべき問題です」と強く主張しました。

セレソ会長にとっての解決策は「新しいRFEFを作る」ことだそうです。なぜなら、「今のRFEFに残っているものは全て問題を抱えることになる」と主張し、「内部にはきっと誠実で有能な人材もいるのでしょうが、このような状況下では全てを変えるのが最善だ」と繰り返し強調しました。

VARではなくゴールライン判定システムを支持
セレソ会長は、レアル・マドリー対バルセロナ戦での判定をめぐる議論にも言及しました。この試合で、審判はボールが完全にゴールラインを越えていないと判断し、ゴールを認めませんでした。セレッソ会長は、このような場合に介入できるゴールライン判定システムを支持し、逆にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は廃止すべきだと主張しました。

セレソ会長は、VARよりもゴールライン判定システムを支持する理由を説明しました。審判は「ほとんどの場合、自分の目で見たままを判定している」が、「VARでは審判一人が間違えるのではなく、3人が間違え、しかも10分も待たなければならない」と指摘しました。また、VARは「莫大な費用がかかっている」一方、ゴールライン判定システムは「比較にならないほど安価で、ゴールかどうかを明確に判断できる」と述べました。

さらに、会長は、アトレティコ・マドリーが「もう弱小チームではなく、ヨーロッパのトップチームの一つ」になったと強調しました。その理由は、「素晴らしい監督を見つけたこと、新スタジアムのおかげで大きく飛躍したこと、そして近いうちにヨーロッパ大陸で最高の練習場を建設すること」だと語りました。

セレソ会長は、今シーズンのチームの成績を「普通」と評価しました。その理由は、「毎年最初に目標としているのは、コパ・デル・レイで好成績を収めること、チャンピオンズリーグでベスト8入りすること、そしてチャンピオンズリーグに再び出場すること」であり、「最初の2つの目標は達成し、3つ目の目標も達成に向けて努力している」ため、「素晴らしい年ではないかもしれないが、良い位置にいる」と述べました。

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