ビジャレアルとアトレティコ・マドリーの試合は66分を迎えました。前半はチャンスを作り、試合を有利に進めることができていたアトレティコですが、同点ゴールを許し、苦しい時間が続いています。それを打開するため、シメオネ監督はトリプル交代を敢行しました。 グリーズマン、ヴィツェル、デパイの3選手がピッチを離れ、アスピリクエタ、モラタ、コレアが投入されました。
グリーズマンはこの交代に全く納得していませんでした。チョロ・シメオネの決断を告げられた際、最初は驚き、交代を告げられると怒った様子でベンチへと向かいました。もともとグリーズマンのパフォーマンスは芳しくなく、同点ゴールの場面ではボールを失ったことで、ビジャレアルの反撃の起点を作ってしまった張本人でもありました。
モビスターのカメラは試合終了までグリーズマンの反応を捉えていました。映像を見る限り、彼はうつむきがちで物思いにふけっている様子で、ピッチ上の試合にはあまり集中していないようでした。なんと、試合終盤の88分にサウール・ニゲスが決勝ゴールを決めても、アントワーヌはそれを祝う様子は見られませんでした。沈んだ表情のままだったようです。
サウール・ニゲスの決勝ゴールは、チームにとっても非常に重要な得点であり、ベンチは歓喜に沸いていました。さらに、グリーズマンはこれまで、チームをまとめるリーダー的存在として知られてきました。いつもチームメイトとの仲を深めるような冗談を言い、チームワークを大切にする選手だったのです。そういったこれまでの姿勢を考えると、今回のグリーズマンの反応はかなり意外なものでした。
ビデオに映ったこの、決勝ゴールの際の喜びのない反応は、SNS上で大きな論争を巻き起こしています。アトレティコファンの間でも意見が分かれており、グリーズマンの反応を批判するサポーターもいれば、彼のプレー内容が芳しくなかったことを理解し、擁護するサポーターもいます。
どちらの解釈にしても、シメオネとスタッフにとって、今シーズン終盤の重要な課題の一つは、グリーズマン本来のベストパフォーマンスを取り戻すことです。彼はアトレティコにとって非常に重要な選手であり、彼の活躍がチームの成功に大きく左右することは間違いありません。
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