アトレティコ・マドリーは、クラブの歴史に残る栄光の夜を創り上げました。2024年に入ってまだ無敗だった昨シーズンのCL準優勝チーム、インテル・ミラノを相手に、劇的な戦いを繰り広げました。延長戦を終えて2-1となり、アウェーでの第1戦でのインテルの1-0勝利を含めたトータルスコアは2-2の同点。勝負はPK戦に持ち込まれました。そして、アトレティコ・マドリーはPK戦を制し、見事な勝利を収めました。
アトレティコ・マドリーは、チャンピオンズリーグ準々決勝への進出を決めました。組み合わせ抽選は、本日(3月15日金曜日)のスイス・ニヨンにあるヨーロッパサッカーの本部にて、正午12時から行われます。
シメオネ率いるチームの対戦相手は、パリ・サンジェルマン、バイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリー、マンチェスター・シティ、バルセロナ、アーセナル、ボルシア・ドルトムントの中から決まります。いずれのチームも非常にタフな相手となるでしょう。
PSG以外のアトレティコの対戦相手候補は、過去に何度も激闘を繰り広げてきたライバルチームが並んでいます。特にレアル・マドリーとは、チャンピオンズリーグ準決勝や、ポルトガル・リスボンとイタリア・ミラノでの決勝で対戦し、いずれも惜しくも敗れています。しかし、今シーズン、コパ・デル・レイで唯一2回勝ったチームとしてレアル・マドリーを退けました。
バルセロナもアトレティコの対戦相手候補の一つです。両チームは過去に2度、2013-14シーズンと2015-16シーズンにチャンピオンズリーグで対戦しており、アトレティコが2度とも勝利を収めています。
2シーズン前には、トーナメントの準々決勝でグアルディオラのマンチェスターシティと対戦し、その時は1-0で惜しくも敗れましたが、アトレティコはマンチェスター・シティをかなり苦しめました。バイエルンとは何度も対戦しており、1974年の不名誉な記憶に残る決勝戦を含めて、数多くの機会で対戦しています。しかし、最近では喜びもあり、2015-16シーズンの準決勝で、バイエルン・アリーナでのエピソードの一つが、シメオネ時代の記憶として残るものとなりました。
アーセナルも対戦候補の一つですが、因縁の相手と言えるでしょう。なぜなら、2017-18シーズンのヨーロッパリーグの準決勝でアーセナルを退け、その後シメオネ率いるチームが優勝したからです。また、ドルトムントとも過去の対戦歴があります。グループステージでの対戦に加え、1966年のカップウィナーズ・カップでは、ドルトムントがスペインのチームを破った歴史があります。
完全ランダム抽選
準々決勝以降のトーナメントでは、抽選は完全にランダムに行われます。つまり、アトレティコは残りの7チームのうちどのチームと対戦する可能性もあり、同国同士の対戦も起こりえます。レアル・マドリーやバルセロナと当たる可能性もあるということです。グループステージで対戦した相手との再戦も抽選次第で可能ですが、アトレティコの場合は心配ありません。同グループだったラツィオはすでに敗退しているため、同じグループのチームと当たる心配はないのです。
最初に抽選されるのはホームチームであり、2番目に選ばれるのはアウェーチームです。抽選では、準決勝と決勝の組み合わせも決まります。つまり、ウェンブリーでの決勝までの道が示され、その決勝は来年6月1日(土)にロンドンで行われます。
準々決勝の第1戦は4月9日と10日に、第2戦はその1週間後の同月16日と17日に行われます。
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