5-0。 アトレティコがラス・パルマスに圧勝し、ミラノに向けて勢いをつける

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サッカーは気まぐれなスポーツであることは、昔から証明されています。そして、その最新例がメトロポリターノ・スタジアムで起こりました。アトレティコ・マドリーは、2試合連続でゴールを奪えずにいました。そして、ラス・パルマス戦では、シメオネ監督はモラタを欠き、グリーズマンとメンフィスをベンチにスタートさせました。つまり、今シーズンの得点ランキングトップ3が不在だったのです。マドリード出身のモラタは19ゴール、フランス出身のグリーズマンは18ゴール、オランダ出身のメンフィスは7ゴールを挙げており、チーム全体の70ゴールのうち44ゴールに関与しています。しかし、試合開始20分後、アトレティコは2-0とリードしました。得点者は、チョロが「9番」として起用したジョレンテです。その後、さらに得点を加えました。

「何でも屋」ジョレンテは、2つのゴールを決めて「殺し屋」ぶりを発揮しました。1点目は、リーノとコレアが好連係を見せ、エリア内でこぼれ球を押し込みました。2点目は、アルゼンチン代表のコレアがサウール・ココからボールを奪い、マルコスにラストパスを送りました。マルコスは冷静にゴールを決めました。

試合開始当初、アトレティコは勢いに乗っていました。コレアは2つのチャンスを掴み、特にGKをかわした決定的なシュートは枠を外れたものの、圧倒的なパフォーマンスを見せました。一方、ラス・パルマスはアトレティコのプレッシャーに苦しみ、自陣からボールを繋ぎ出すことに苦労していました。ジョレンテを中心に、アトレティコは高い位置でボールを奪い、リスクを承知で攻め続けました。その結果、前半30分までに3つのゴールを奪いました。これは、アトレティコが24節終了時点で記録したリーグ最高の数字です。まさに、サッカーの神様は気まぐれです。

2-0とリードされたラス・パルマスは、ガルシア・ピミエンタ監督の指示を受け、反撃を開始しました。何度か危険な場面を作りましたが、アトレティコは守備の強度を維持し、追加点を許しませんでした。前半終了間際、リーノが追加点を狙いに行くも、GKアルバロ・バジェスの好セーブに阻まれました。ムニールもゴールを狙いましたが、得点には至らず、前半は2-0で終了しました。

後半に入り、アトレティコは再び勢いに乗りました。コケがキリアンとの空中戦で競り勝ち、ヘディングパスでコレアにラストパスを送りました。コレアは完璧なシュートでゴールを決め、勝負を決定づけました。さらに、その後リノがペナルティエリア内で倒され、PKを獲得しました。VARと主審の確認を経て、PKが宣告されました。キッカーのコレアは冷静にゴールを決め、ハットトリックのチャンスを手にしました。

ラス・パルマスが自滅的なミスを続け、アトレティコはデ・パウル、リケルメ、ヴィツェル、メンフィスを投入し、4人のフレッシュな選手で攻勢を続けました。しかし、アルバロ・バジェスがGKから大きく飛び出し、味方に危険なパスを送ってしまう場面もありました。バジェスのパスをバリオがカットし、フリーになったコレアは35メートルから無人のゴールに向かってシュートを放ちましたが、枠を外しました。

ラス・パルマスは反撃を試みましたが、オブラクが好セーブを見せ、得点には至りませんでした。オブラクはこの試合ほとんど出番がありませんでしたが、重要な場面で存在感を発揮しました。アトレティコにとっては余裕のある試合展開となり、シメオネ監督はバレンシア戦でデビューしたばかりのフェルメーレンに交代出場を命じました。フェルメーレンにとって、この試合は貴重な経験となりました。

メンフィス、30歳の誕生日に5点目のゴール
先日30歳の誕生日を迎えたメンフィスは、試合終盤にリケルメからのラストパスを受け、見事なゴールを決めて5点目を奪いました。6万人を超える観客が詰めかけたメトロポリターノは、アトレティコの圧勝を目の当たりにし、熱狂に包まれました。アトレティコにとって、2024年に入って初めて平日試合がなく、選手たちはコンディションを維持しながら試合に臨むことができました。

シメオネ監督は、この試合で積極的な選手起用を行いました。ジョレンテを「9番」として起用し、グリーズマンは1分も出場させずに、来週火曜日のミラン戦に備えました。勢いに乗るインテルとの対戦に向けて、アトレティコはラス・パルマス相手に5ゴールを奪い、大きな弾みを得ました。ラス・パルマスは試合開始から圧倒され、前半戦のようなパフォーマンスを見せることはできませんでした。


ATLÉTICO 5 – 0 LAS PALMAS

Atlético de Madrid: Oblak; Molina, Savic, Giménez (Witsel, 62’), Reinildo, Lino (Riquelme, 62’); Saúl, Koke (De Paul, 62’), Barrios (Vermeeren, 71’); Llorente (Memphis, 62’) y Correa.

Las Palmas: Valles; Álex Suárez (Araujo, 58’), Coco, Mika Mármol, Cardona (Sinkgraven, 74); Marvin, Javi Muñoz, Perrone (Moleiro, 58’), Kirian, Sandro (Marc, 58’); y Munir (Pejiño, 80).

Árbitro: Figueroa Vázquez (Comité Andaluz). Mostró tarjeta amarilla a los locales Molina (28’) y Saúl (33’); y al visitante Perrone (4’).

GOLES:
1-0. 15’. Llorente recoge un balón dentro del área tras un taconazo de Correa que tocó en un defensa para batir de cerca a Valles.
2-0. 20’. Llorente recibe una asistencia de Correa para anotar de cerca.
3-0. 47’. Correa encara a Valles y le bate por bajo tras un pase de cabeza de Koke desde la frontal.
4-0. 61’. Correa transforma un penalti cometido por Marvin sobre Lino.
5-0. 87’. Memphis recibe un pase de Riquelme y supera por alto a Valles.

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