シメオネ、レマルへの信頼は揺るぎない

トマ・レマルは、シメオネ監督の信頼できる戦力です。アトレティコでのこれまでのキャリアで、度重なる怪我に苦しんできたにもかかわらず、常にアルゼンチン人監督の重要なピースでした。

彼の選手としての5シーズン目(今年が6シーズン目)では、1年間で35試合以上に出場することはありませんでした。レマルは怪我で約50試合を欠場し、マンサナーレスのクラブでの滞在中に260日間欠場しました。

しかし、レマルは良い状態にあり、怪我に悩まされていなければ、シメオネ監督にとって重要な選手であり続けています。例えば、2020-21シーズンに、アトレティコはリーグ優勝を果たしましたが、レマルは2ゴールと5アシストを記録して、その活躍に貢献しました。2021-22シーズンには、アトレティコでの最高の成績を残し、4ゴールと6アシストを記録しました。

今シーズンは、第3節で怪我を再発し、2試合連続で先発出場したグラナダ戦とベティス戦を欠場しました。サウールがライバルであるため、レマルは、デ・パウルやバリオスと並んで、中盤でレギュラーの座を獲得するためには、怪我を克服して、安定した活躍を続ける必要があります。しかし、デ・パウルは、アルゼンチン代表の試合で負傷を負い、復帰が遅れています。

激しいスケジュールでの再開へ
今日の練習は、バレンシアへ向けて旅立つ前のほぼ最後の練習であり、レマルはメスタージャでシメオネが選ぶ可能性のある先発メンバーの一部となっています。サウールとレマルはシーズン開始から同じポジションを競っています。イリチャーノ(エルチェ)出身のサウールは復活し、初めのリーグ戦で素晴らしいパフォーマンスを披露し、レマルの負傷によりラージョ戦で先発しました。しかし、フランス人選手は(健康である限り)監督の信頼を受けており、バレンシアで先発する可能性が高いです。チャンピオンズリーグの開幕やダービー戦が目前に迫る中、このポジションで選ばれる選手が誰なのかが明らかになる重要な試合が控えています。