アトレティコ・マドリーは、この期に及んでも好調を維持している。残り7試合で、シーズン後半戦のベストチームである。データもある。カタールW杯から帰国し、セカンドレグを開始してからの敗北はわずか1回。
その先にあるのは、向上心だ。最多得点で、レアル・マドリードと2位を争っている。チームの中で何が変わったのか、いろいろな問題が考えられる。例えば、ワールドカップに集中しているように見えた選手たちの個々のパフォーマンス。守備力の向上、シーズン後半に最も失点が少なかった2番目のチームであること。攻撃力の向上、得点力でも2位であること。シメオネ監督は、大半の試合をこなす、多かれ少なかれ標準的なチームを作り上げたようだ…。
そして、これらの要因の中で、もうひとつ無視できないのが、メトロポリターノです。スタジアムは、チームにとって「問題」から「解決」になった。シメオネ監督のチームは、歴史的にアトレティコが結果を出すために最も重要なポイントの1つであった自前のスタジアムで力を取り戻した。
この点で、ロヒブランコにとって最悪の形でシーズンがスタートした。結果はもちろん、スタンドの一角を敵に回し、南端のサポーターは応援しない…という息苦しい「内戦状態」の風潮が、シメオネ監督のチームを困難に陥れる結果になった。
そんなことは今、忘れてしまったようだ。ファンはチームを好ましい雰囲気に戻し、チームはプレーし、結果がついてきている…。
アトレティコはこの点で、レアル・マジョルカとの対戦を含め、メトロポリターノでの6連勝を達成し、最高の成績を収めている。この改善を理解するには、最後にホームで敗れた第20節ヘタフェ戦(1-1)の時点で、アトレティコはホームグラウンドで獲得した勝ち点の50%、30点満点中15点を獲得していたと言えばよいだろう。4勝、3引き分け、3敗。この成績は、もし自軍のスタジアムで獲得したポイントだけを考慮した場合、仮にランキング10位となるはずだった。
すべてが変わりました。それ以来、アスレティック、セビージャ、バレンシア、ベティス、アルメリア、マジョルカを破り、ホームスタジアムでプレーした18ポイントすべてを100%奪っている。満員御礼。その結果、シメオネ監督のチームは、レアル・マドリード(34)とFCバルセロナ(39)に次ぐ勝ち点33を獲得し、ホームチームとして10番目に優れたチームから3番目に躍進した。
コメント