バルセロナが今夏のヤニック・カラスコ獲得でアトレティコ・マドリーと合意に達したようだ。
今冬の移籍市場でバルセロナとアトレティコ・マドリーは、メンフィス・デパイの移籍を巡って交渉を開始。先日にオランダ代表FWがアトレティコ・マドリーに移籍することで合意したことがわかっていた。
デパイを放出することになるバルセロナは当初、カラスコとのトレードを目指す。ベルギー代表MF自身もカンプ・ノウのクラブに加入することを望むと考えられていたが、アトレティコ・マドリーは今冬の移籍市場での同選手の放出に難色を示していた。
カラスコは今シーズン、ディエゴ・シメオネ監督の主力の1人としてプレーしており、チャンピオンズリーグ敗退など難しい状況に陥るチームの弱体化を防ぐべく、アトレティコ・マドリーは1月の同選手の放出を拒否。カラスコ自身もクラブの考えを理解したようだ。
さらに、代理人のピニ・ザハヴィ氏によると、デパイとカラスコのトレードを巡るバルセロナとアトレティコ・マドリーの交渉は決裂。デパイの現行契約が今夏に満了を迎えるのに対して、カラスコの契約は来夏までと後者の市場価値がより高額であることがこの理由とされている。
しかし、この度のデパイの取引の一部として、バルセロナとアトレティコ・マドリーはカラスコが今夏に2000万ユーロ(28億円)を下回る金額でカタルーニャのクラブに移籍するオプションを追加することで合意に達した。これにより、ベルギー代表MFのシーズン終了後以降の去就はバルセロナの手に委ねられることになる。
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