サッカーにおいては試合を決するゴールを奪うアタッカー陣が紙面を独占することが多く、守備的な選手に十分なスポットライトが当たらないこともある。
アタッカーの選手に比べるとセンターバックの選手がMOMを受賞するのはハードルが高く感じられるが、2009年以降センターバックの選手で最もMOMを受賞してきた者は誰なのか。
英『GIVE ME SPORT』の紹介したデータによると、5大リーグ合わせての1位となる34回のMOMを受賞してきたのは、ウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンだ。
現在アルゼンチンのベレス・サルスフィエルドでプレイするゴディンは、主にアトレティコ・マドリーで長くプレイしてきた。リーガ・エスパニョーラ制覇やチャンピオンズリーグ準優勝など輝かしい実績を残してきたが、やはり指揮官ディエゴ・シメオネのスタイルに最も合っていたセンターバックはゴディンだろう。
ゴディンとミランダで形成するセンターバックコンビは抜群の安定感を誇り、シメオネ・アトレティコのベースとなっていた。その後もセンターバック補強には動いてきたが、ゴディンとミランダを超えるコンビは完成していない。ゴディンは勝負所で自慢の高さからヘディングシュートを決めるケースも多く、シメオネ政権最高のセンターバックと言えよう。
ちなみにMOM受賞回数2位は現チェルシーDFチアゴ・シウバで29回となっており、両者とも2010年代のサッカー界を支えてきた名ベテランDFだ。
チアゴ・シウバはブラジル代表、ゴディンはウルグアイ代表として今年のワールドカップ・カタール大会に参戦する予定となっており、何度もMOMを手にしてきたいぶし銀な働きにも注目だ。
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