アトレティコ・マドリー、無念のCL敗退…シメオネ監督「腹立たしい」「これが現実。目をつむってはいけない」

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ディエゴ・シメオネ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ敗退は痛恨だと認めた。スペイン『アス』が伝えている。

アトレティコは26日に行われたCLグループB第5節で、レバークーゼンと対戦した。

3試合未勝利でグループステージ突破に向け後のない状況だったが、この日も開始早々に失点を許す苦しい展開に。22分にMFヤニク・フェレイラ・カラスコのゴールで追いつきながらも再び失点を許したが、後半に入ると途中交代で入ったMFロドリゴ・デ・パウルが得点を挙げて再度追いつく。そして後半アディショナルタイム、相手のハンドでPKを得たがカラスコが失敗し、こぼれ球を決めることもできず2-2のドローに終わった。

この結果、1試合を残してアトレティコのCLグループステージ敗退が決定。最終節ではヨーロッパリーグ(EL)に参戦できる3位確保を目指し、ポルトと対戦する。

シメオネ監督は試合後の記者会見に出席した際、この敗北に落胆を隠さず。想定しない結果だったと、肩を落とした。

「これまで我々がやってきたことが集約された試合だったかもしれない。今まで得点できなかった多くの試合で、我々はもう少し力強くゴールを決められるはずだった。今日のPK失敗がそれを物語っているだろう。この試合でチームは常にすべてを出し切っていたからこそ、最終節のポルト戦まで可能性を残せなかったことが腹立たしい」

「(CL敗退は)クラブとしても想定外であり、とても難しい瞬間だ。ベスト16に進めなかったのは10年間で2度目となり、予想とは違ったがこれが現実なのだろう。昨シーズンもベスト16に入るのはとても難しかった。いくつかの試合では、我々が実際に得た以上のものに値すると思うが、現実はこれだ。ここから被害者ぶるか働き続けるか、2つの選択肢があるが、私は向上し続ける側にいる」

「長年続けてきた仕事には努力があり、チームの裏にはたくさんの人がいて、うまくいかなければ辛い思いをする人がいる。そして、結果の責任を取るのは我々だ。それでも、今日の選手たちの頑張りは、我々が望んでいたものだったと理解している」

また、シメオネ監督は痛恨のPK失敗となったカラスコを擁護。キッカーを任せたことに後悔はないと強調している。

「(昨季の)エスパニョール戦では今日と同じく最後の1分で、チームにとって難しい場面でゴールを決めてくれた。レアル・マドリー戦でもPKを決めているし、主導権を握れるキッカーの一人だ。(アントワーヌ・)グリーズマンに疲労があるとき、ヤニックが責任を引き受けてくれたことは、私にとって非常にありがたかった」

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