アトレティコ・マドリーに、ベルギー代表MFヤニック・フェレイラ・カラスコの移籍交渉に応じる意思はないようだ。29日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
今夏の移籍市場でプレミアリーグのクラブからの関心が噂されていたカラスコ。29日のイギリスメディア『テレグラフ』の報道によると、トッテナムが依然として同選手の獲得を検討しており、アトレティコ・マドリー側との交渉を希望しているという。
しかし、アトレティコ・マドリー側に同選手を売却する考えはなく、トッテナムとの移籍交渉に応じる意思もないようだ。報道によると、ディエゴ・シメオネ監督のカラスコへの信頼は厚く、同選手をチームの重要な戦力と評価しているという。クラブ側もシメオネ監督のこうした意向を考慮し、カラスコを”非売品”として位置付けているようだ。『マルカ』は、他クラブがカラスコの獲得を目指す場合、6000万ユーロ(約83億円)に設定された契約解除金の支払いが必須になると指摘している。
現在28歳のカラスコは、母国のヘンクの下部組織やモナコの下部組織を経て、2012年にモナコのトップチームでプロデビューを果たした。2015年7月にアトレティコ・マドリーに加入。中国への移籍を経験しながら、同クラブでここまで公式戦221試合に出場し、37ゴール39アシストを記録している。今シーズンもここまで2試合に出場している。
なお、アトレティコ・マドリーは過去の移籍市場で契約解除金の支払いによって選手を引き抜かれた経験があることから、カラスコをめぐる現状に対しても警戒を強めているようだ。
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