チェルシーがサウールの期限付き移籍を画策

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 欧州王者のチェルシーが、アトレティコ・マドリードのスペイン代表MFサウール・ニゲスの期限付き移籍を画策し、マンチェスター・ユナイテッドと争奪戦になる可能性があるようだ。英紙「ガーディアン」が報じている。

 サウールはアトレティコのディエゴ・シメオネ監督から高く評価されているものの、クラブでの将来は疑問視されており、欧州選手権(EURO)のスペイン代表メンバーからも落選したことで新たな挑戦を望んでいる。移籍先としてイングランドが有力視されており、トーマス・トゥヘル監督率いるチェルシーがレンタルでの獲得を検討しているという。

 チェルシーの中盤には、UEFAチャンピオンズリーグ制覇に大きく貢献したフランス代表MFエンゴロ・カンテや、欧州選手権優勝メンバーのイタリア代表MFジョルジーニョ、クロアチア代表MFマテオ・コバチッチなどタレントは揃う。一方でスコットランド代表MFビリー・ギルモアをノリッジ・シティに貸し出したこともあり、トゥヘル監督は主力選手の競争相手となるような選手を求めているという。

 カンテは過去2シーズン負傷に悩まされているうえ、トゥヘル監督は昨夏にジョルジーニョを酷使したことを認めている。ロス・バークリー、ダニー・ドリンクウォーター、ティエムエ・バカヨコといった当落線上の選手の放出したうえで、サウールを加えた盤石の陣容を揃えようとしている。

 ただし、サウールの獲得にはマンチェスター・ユナイテッドも関心を示しており、プレミアリーグのトップクラブによる争奪戦となる可能性もあるようだ。

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