フィオレンティーナは、セルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチの移籍でアトレティコ・マドリーと合意に至ったようだ。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が17日、報じている。
昨シーズンのリーグ戦37試合で21ゴールをマークし、チームの絶対的エースへと大きく成長を遂げた21歳のヴラホヴィッチ。今夏の移籍市場では、アーセナルやトッテナムから熱視線が注がれていたが、争奪戦を制したのはラ・リーガ王者だと報じられている。
『コリエレ・デロ・スポルト』によると、アトレティコは当初5000万ユーロ(約64億円)のオファーを提示したが、ヴィオラがこれを拒否。6000万ユーロ(約77億円)でも合意に至らなかったようだ。しかしアトレティコが7000万ユーロ(約90億円)に増額すると、フィオレンティーナはオファーに納得。クラブ間で合意に至ったと伝えられている。移籍には、最終的にフィオレンティーナのロッコ・コミッソ会長の承認が必要となるようだ。
今夏は元インテルFWロメル・ルカクのチェルシー移籍や、トッテナムのFWハリー・ケインの移籍志願により、FW勢を巡るメルカート上の動きが活発化。セリエAで21ゴールをマークした21歳の若手成長株は、多くのクラブから注目を集めた。このため移籍金は5000万ユーロ以上へと高騰。トッテナムは遠巻きに動向を見守る一方、インテルは撤退。そんな中、ヴラホヴィッチの獲得に本腰を入れたアトレティコが争奪戦を優位に進めたと、同メディアは伝えている。
ヴラホヴィッチを巡っては、フィオレンティーナとの間で2023年までの契約を2026年まで延長する交渉も行われていたが、来年夏に発動する契約解除条項の条件において、クラブと選手双方の意見が一致せず、暗礁に乗り上げていた。
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