アトレティコ・マドリーがアーセナルのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット(30)の獲得に関心を持っているようだ。スペイン『アス』が伝えている。
ラカゼットは2017年7月にリヨンからアーセナルへ加入して以降、公式戦通算170試合出場65ゴール28アシストを記録。FWピエール=エメリク・オーバメヤン(32)との共存に苦戦する時期がありながらも、チームの主軸であり続けてきた。
昨シーズンはオーバメヤンがスランプに陥る中で、公式戦43試合出場17ゴール3アシストの成績を残し、エースとしての活躍を見せている。
一方で、『アス』によるとアーセナルは今夏に新たなエース候補を探しており、チェルシーでトーマス・トゥヘル監督の構想から外れているイングランド代表FWタミー・エイブラハム(23)獲得に向けて動き出しているという。
しかし、チェルシーはエイブラハムの移籍金として4500万ユーロ(約58億4000万円)を要求するとされており、既にイングランド代表DFベン・ホワイト(23)獲得に5000万ポンド(約77億2000万円)のオファーを出すなど補強を進めているアーセナルは、選手売却で資金を作る必要がある。
そこで放出候補として名前が挙がっているのが、チーム内でも高給を受け取っているラカゼットのようだ。ラカゼットとアーセナルの契約は来夏に切れる事情もあり、クラブは1700万ユーロ(約22億円)程度で交渉に応じる姿勢だという。
ラカゼットの獲得に強い関心を抱いているのが、ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコだ。アトレティコは今年1月にリヨンからレンタルで加わったFWムサ・デンベレ(25)が契約期間終了で既に帰還しており、バルセロナのFWアントワーヌ・グリーズマン(30)獲得も暗礁に乗り上げている。
シメオネ監督は『アス』に対して「我々はストライカーを必要としており、もしそれがグリーズマンでなければ他の誰かになるだろう」と語っており、今後ラカゼット獲得に向けた動きを本格化させるかもしれない。
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