ジョアン・フェリックスがアトレティコ・マドリー残留を宣言している。ポルトガル『Maisfutebol』が伝えた。
アトレティコで3シーズンを過ごすJ・フェリックス。ディエゴ・シメオネ監督率いるチームではその類い稀な才能を発揮し切れないと指摘され、夏を迎える度に移籍の可能性が騒がれてきたポルトガル代表FWだが、今夏はすぐさまその可能性を断ち切った。
J・フェリックスは、ポルトガルのイベントで次のように語っている。
「アトレティコ退団という選択肢はテーブルの上にはない。僕の調子は良いし、自クラブのことだけに集中しているよ。未来に関しては落ち着いている。自分に自信があるし、僕に何ができるかは分かっているんだ」
「僕はかなり成長した。ベンフィカを離れてもう3年だ。フィジカル、メンタル、テクニックで進化を遂げている。それは当たり前のことだろう」
アトレティコはベンフィカに移籍金1億2000万ユーロを支払ってJ・フェリックスを獲得したが、選手本人は重荷と感じていないようだ。
「移籍金について考えたことは一切ない。それは人々の見方だろう。僕は自分の仕事だけに集中している」
J・フェリックスは2021-22シーズンの後半戦、低調だったチームを引っ張る活躍を披露。ラ・リーガ6試合で6ゴール2アシストを記録し、チャンピオンズリーグ・ベスト16のマンチェスター・ユナイテッド戦でも次ラウンド進出の鍵を握るゴールを決めた。ついにアトレティコのエースとして覚醒したと感じさせたが、終盤に負傷してしまい6試合を残した段階でシーズンを終えている。
だが、これまではベンチに置くことも厭わないなど、J・フェリックスに対して厳しい態度で接してきたシメオネ監督が、同選手を絶対的存在とまでは言わないもののレギュラー格として扱うようになったのは間違いない。選手本人も自信を漲らせている様子で、11月で23歳になる来季こそ、完全に羽化することが期待される。
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