アトレティコ・マドリーが保有するアルバロ・モラタが新シーズンもユヴェントスで過ごす可能性がある。
2020年にアトレティコ・マドリーから2シーズンの期限付きでユヴェントスに復帰したモラタ。この2シーズンで公式戦32ゴールを記録する同選手だが、クラブやファンからの期待に応えたとは言い難く、この取引に付帯する3500万ユーロ(約50億円)の買取オプションが行使されないことが予想されている。
これを受け、今夏以降の将来が不透明な状況になる中、ユヴェントスはモラタの買取金額の値下げを求めてアトレティコ・マドリーと話し合いを行っている模様。なお、セリエAのクラブは2000万ユーロ(約29億円)程度なら買取をオファーできると考えているようだ。
しかし、この取引において優位な位置に立つアトレティコ・マドリーに買取金額の値下げに応じる意思はない様子。さらに、トレードにも応じる考えはなく、現金のみを求めることもわかっている。
そのため、“プランB”としてモラタのローン移籍延長案が浮上するようだ。2023年夏に満了を迎えるアトレティコ・マドリーとの現行契約を2024年まで延長し、1000万ユーロ(約14億円)のローン移籍金で新シーズンもユヴェントスでプレーするというもので、三者間にとって最も理にかなった方法であると予想される。
モラタに対するアーセナルやニューカッスル・ユナイテッドからの興味をアトレティコ・マドリーは認識するものの、家族やスポーツ面の理由で同選手はトリノでプレーを続けることを希望するようだ。
なお、今後数日中にユヴェントスが大きな動きを見せることが予想されている。アトレティコ・マドリーとしては現金を求めるものの、仮に買取オプションが行使されなくとも、モラタと1年間契約延長し、来夏の売却に備えると考えられている。
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