アトレティコ、今夏の補強は最小限に! SDが明言「大型契約の波は終わった」

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アトレティコ・マドリーでスポーツ・ディレクターを務めるアンドレア・ベルタ氏が、今夏の移籍市場では大型投資を行わないことを明言した。今シーズンのアトレティコは、ラ・リーガでは4位以内を確定させ、10年連続となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したものの、そのCLではベスト16、コパ・デル・レイではベスト8と、2シーズンぶりの無冠が決定している。

また、攻撃を支えたFWルイス・スアレスの退団が公となり、MFエクトル・エレーラも今夏にMLSのヒューストン・ダイナモへ旅立つ。加えて2024年までのレンタル契約を結んでいるFWアントワーヌ・グリーズマンも今夏にバルセロナにレンタルバックする可能性も報じられるなど、タイトルに向けて主力級の選手の獲得は必要だと思われる。

ところが、イタリア『カルチョメルカート』の取材に応じたアンドレア・ベルタ氏は、今夏の補強は最小限にとどめる意向であることを明らかに。既存のチームが将来性に富んだ実力のあるチームだと自信を示した。

「大型契約の波は終わった。我々にとって重要なことは、将来性のある選手で構成された、価値のあるこのチームを継続することだ。とりあえず市場が開くのを待とう」

ここ数年で、1億2600万ユーロを投資したFWジョアン・フェリックスをはじめ、7200万ユーロのMFトマ・レマル、6000万ユーロのFWジエゴ・コスタなど、超大型補強を敢行してきたアトレティコ。昨夏もMFロドリゴ・デ・パウル(3500万ユーロ)やFWマテウス・クーニャ(2600万ユーロ)を獲得したが、今年は静かな夏となりそうだ。

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