アンチェロッティ、アトレティコとのダービー0-1敗戦に「私たちは勝ち点を必要としていない。アトレティコの方がメンタル的に優位だった」

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レアル・マドリーは8日のラ・リーガ第35節、敵地ワンダ・メトロポリターノでのアトレティコ・マドリー戦を0-1で落とした。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、優勝を決めた後では止むを得ない結果との見解を示している。

FWカリム・ベンゼマ、MFルカ・モドリッチ、FWヴィニウス・ジュニオール、GKティボ・クルトワなど多数の主力をベンチに置いてダービーに臨んだマドリーは、前半にDFヘスス・バジェホがFWマテウス・クーニャを踏みつけたとしてPKを献上し、このPKをMFヤニック・カラスコに決められて失点。後半にはモドリッチやヴィニシウスを出場させて反撃に出たものの、GKヤン・オブラクに好守を連発されたこともあり、1点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを迎えている。

試合後会見に出席したアンチェロッティ監督は、次のような感想を述べた。

「良い試合だった。両チームが競い合い、均衡していて、私たちは後半により良いプレーを見せられたが、しかしこの試合についてはこれ以上のことを求められなかった。私たちはとても興奮した1週間を過ごした後なんだ。本当に、これ以上のことは期待していなかったんだよ」

「前半について? 今は叱るようなタイミングではないが、確かにそこまで満足していなかった。私たちはデュエルで負けていたわけだが、こういった試合ではメンタルが決定的な要因となり、アトレティコが優位なのは間違いないことだった。それは当たり前のことだよ。私たちは勝ち点を必要としていないが、良い試合をしたかった」

「私のプライオリティーは問題が起こることを回避し、出場が限られている選手を起用することにあったんだ」

アンチェロッティ監督はその一方で、FWマリアーノ・ディアスではなくFWルカ・ヨビッチを起用した理由について「マリアーノは最初スタメンだったが、ハムストリングを痛めてしまった。良い状態ではないというのでヨビッチの起用を決めた」と説明。またベンゼマが最後まで出場しなかったことに関しては「カリムについては出場させる考えはなかった。シティ戦から回復していなかったからね」と語り、その一方で途中出場させたMFフェデ・バルベルデがアンタッチャブルな存在か問われると「現在はアンタッチャブルな選手と言えるね」と返した。

アトレティコは声明通りマドリーに対して花道をつくらなかったが、アンチェロッティ監督は「シメオネは私に挨拶をして、祝福してくれた。すべてOKだ」とディエゴ・シメオネ監督から個別に称賛を受けたことを告白。最後にイタリア人指揮官は、「PKについて話さなくていいのかい?」と冗談を言って会見場を後にしている。

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