シメオネ、レアル・マドリーとのダービー1-0勝利に満足感「私たちは最後にはスコアをひっくり返すチーム相手に逃げ切った」

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アトレティコ・マドリーは8日のラ・リー第35節、本拠地ワンダ・メトロポリターノでのレアル・マドリー戦を1-0で制した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、チャンピオンズリーグ出場権をまだ確保していないことを強調し、気を引き締め直している。

前半にMFヤニック・カラスコがPKからゴールを決め、この1点リードを最後まで守り切りダービー勝利を果たしたアトレティコ。ラ・リーガ3試合ぶり白星で、前日にバルセロナに敗れた5位ベティスとの勝ち点差を6に広げてチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位に位置している(2位バルセロナとは勝ち点5差、3位セビージャとは1差)。

3節を残した段階でのベティスとの勝ち点6差に、CL出場権をほぼ手中に収めたとの見解もあるが、シメオネ監督は一切慢心していない様子だ。試合後会見で次のように語っている。

「私たちは何かを決めたわけではないんだ。まだ、とても手強い3チーム(エルチェ、セビージャ、レアル・ソシエダ戦)との対戦が控えている。今日の私たちは決着をつけるための決定機を逸し続けたが、それをエルチェ戦で繰り返すわけにはいかない。ゴールの状況は生み出せているし、あとは選手たちを信頼するだけだ」

「フットボールはとても複雑なものだが、私たちはできる限り良い形でシーズンを終えなければならない。今季は不安定なシーズンとなってしまったものの、ファンはいつだって最高だった。私たちは彼らのためにも最後まで戦い抜く責任を背負っている」

シメオネ監督はまた、劇的な逆転勝利を特徴とするレアル・マドリーを相手に逃げ切ったことへの満足感を表した。

「私は選手たちの試合に立ち向かう姿、そのインテンシティーを心に残している。今日の相手はいつも試合の最後にスコアをひっくり返してしまう。この試合の終盤についても私たちはかなり押されていたが、勝って終わることを常とするライバルを相手に、幸運にも結果を維持することができたね」

試合終了後、相手監督に挨拶をしないことで知られるシメオネ監督だが、今回はアンチェロッティ監督に挨拶をしていた。挨拶をする監督、しない監督の違いはあるのだろうか。

「ボルダラスやマルセリーノにも挨拶はした。それは試合によるんだよ。私たちはたまにすれ違うときがあり、そうしたときには挨拶をする。アンチェロッティに対しては称賛の気持ちしかないよ。彼は並外れた指導者で、私の記憶が確かならば異なる5つのリーグで優勝を果たしているんだ。勝つときも負けるときも同じような振る舞いを見せられるのは素晴らしいね」

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