アトレティコ・マドリーは5月8日のラ・リーガ第35節、本拠地ワンダ・メトロポリターノでのレアル・マドリー戦で花道をつくらない方針のようだ。スペイン『マルカ』が報じた。
第34節で2シーズンぶり35回目のラ・リーガ優勝を果たしたマドリー。地元のライバルであるアトレティコに花道をつくらせることは、優勝に付随するさらなる成功と捉える報道も存在したが、アトレティコ側はその行為に否定的であるようだ。
スペインでは花道が相手を称えるより、つくる側にとっての屈辱的行為として扱われようになって久しい。そうした中でアトレティコの選手たちの大多数は、花道をつくることに反対している模様。DFホセマ・ヒメネスは「マドリーに花道? 彼らのことを祝福するが、でも僕たちは僕たちのサポーターに敬意を払わなくてはいけない」と語り、またGKヤン・オブラクは「キャプテンの一人として、花道で彼らを迎えることは好まない。でもクラブが決断することだし、必要なことを行うのみだ」と発言している。
オブラクはクラブの方針に従うとしているが、クラブ幹部陣も花道には前向きではないという。その理由は、ヒメネスの言う通りレアル・マドリーに対してネガティブな感情を抱えるサポーターがそうした行為を極端に嫌っているためで、チャンピオンズリーグ出場権をかけて戦っている現状ではなおさらのようだ。
加えて、アトレティコ幹部陣はマドリー側の過去の振る舞いについても考慮に入れている模様。マドリーは2018年、当時ジネディーヌ・ジダン氏が監督を務めていたチームが、すでに優勝を決めていたバルセロナに花道をつくらなかった。ジダン氏はその理由を、クラブ・ワールドカップ優勝直後にバルセロナが花道をつくらなかったためと説明していた。マドリーはさらに、カルロ・アンチェロッティ監督が第一次政権を敷いていた2014年のチャンピオンズリーグ決勝ダービーで、ラ・リーガ王者アトレティコに花道をつくっていない。
アトレティコはこうした様々な事情から、花道なしで、いつものようにダービーに臨む考えのようだ。
コメント