10人アトレティコが意地の勝利、シメオネは不可解判定にも「慣れている」と冷静さ貫く

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ディエゴ・シメオネ監督が、エスパニョール戦の勝利を喜んだ。スペイン『マルカ』が伝えている。

アトレティコは17日、ラ・リーガ第32節でエスパニョールと対戦。前半は攻勢を仕掛けながらもリードを奪えずにいたが、ハーフタイム後に投入されたFWヤニク・フェレイラ・カラスコが起用に応えて52分に先制点を奪う。

71分にはMFジョフレイ・コンドグビアがボックス手前でハンドを取られると、故意では無いものの、VARによって2枚目のイエローカードが提示。厳し過ぎる判定によってコンドグビアが退場となり、アトレティコは10人で残り時間を戦うことなった。

さらに、そのハンドによって与えたFKで同点に追いつかれる最悪の展開となるも、アトレティコは勝利を諦めず。後半アディショナルタイム、今度は反対に相手のハンドをボックス内で誘ってPKを獲得。これをカラスコがしっかりと決め切り、2-1と勝ち越すと、直後にタイムアップを迎え、公式戦4試合ぶりの白星を飾った。

シメオネ監督は試合後、コンドグビアが退場処分を受けた場面について、冷静に振り返った。

「対角線上にいた我々は、近くにいたチームメイトのジェスチャーから、何かが起こったかもしれないと感じていた。VARが呼ばれるというのは、そこで何かが起こったということだ。我々は慣れている」

また、厳しい状況から掴んだ勝利を喜びつつ、2ゴールを挙げたカラスコをはじめとした選手たちを称えた。

「カラスコには大きな責任感がある。リーグ戦において非常に重要なゴールだ。マンチェスター・シティ戦では素晴らしい活躍を見せ、マジョルカ戦では悪い流れから抜け出した。後半はよりダイナミックになり、一進一退の攻防が繰り広げられた。オブラクのセーブから、カラスコのゴールで試合を終えれた」

「観客は我々のパフォーマンスに見事に応えてくれた。退場者が出て、同点に追いつかれたが、我々は挑戦し続した。試合の最後までやり遂げたチーム全員が、素晴らしい結果を残した」

「同点に追いつかれ、1人少なくなった場面でリアクションを見せるというのは簡単なことではない。彼らは個性とプライド、そしてハードワークを見せた。そして我々は最後のPKの恩恵を受けたのだ。そして、カラスコにはキッカーを引き受ける人格があった」

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