アトレティコ、昨季ラ・リーガ優勝の立役者ルイス・スアレスがベンチ要員に…今夏退団は確実か

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ここ最近、上昇気流に乗り始めたアトレティコ・マドリーだが、その中でチーム内の序列が変わりつつある。最たる例が、FWルイス・スアレスがベンチ要員になったことだ。

ルイス・スアレスは昨季、戦力外となったバルセロナからアトレティコに加わり、ラ・リーガで21得点を記録して優勝の立役者に。しかしながら今季に入ると不調に陥り、公式戦34試合で9得点しか決められていない。ディエゴ・シメオネ監督はそれでもルイス・スアレスを信頼してきたが、チームとして結果が出ない状況で、35歳の同選手をスタメンで起用し続けることにはサポーターから批判の声が高まっていた。

そしてシメオネ監督は、ウルグアイ代表FWをついにベンチ要員にすることを決断したようだ。ルイス・スアレスはチャンピオンズリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦(1-1)、ラ・リーガのセルタ戦(2-0)と2試合続けてベンチスタートとなり、代わりにFWジョアン・フェリックスとFWアンヘル・コレアが先発で出場。ルイス・スアレスはユナイテッド戦では最後まで出場機会がなく、セルタ戦ではすでに2-0となっていた72分からピッチに立っている。

アトレティコはその2試合で、DFロディのポジションによって5-3-2、4-4-2に可変するシステムを採用し、大きな手応えをつかんだ。同システムのプレー方法は基本的にポゼッションではなく堅守速攻寄りで、プレスの強度も高い(L・スアレスはコンディション的に前からのプレスが難しい)。シメオネ監督は過去に「L・スアレスが加わり、私たちは相手ペナルティーエリアの近くでプレーする必要が生じた」と語っていたが、その発言に逆行する方向に舵を切ったとも言える。

なおスペイン『アス』は、L・スアレスが2試合連続で控えとなったことについて「彼がアトレティコで、これまでとは異なる役割を務めることが明確になった」と記載。アトレティコとルイス・スアレスの契約は今季までとなっているが、今夏での退団はほぼ確実との見解も示している。

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