4日のラ・リーガ第15節、ワンダ・メトロポリターノを舞台としたアトレティコ・マドリー対マジョルカは2-1でマジョルカの勝利に終わった。
ラ・リーガ王者アトレティコと1部昇格組マジョルカの対戦。今季最初の決勝チャンピオンズリーグ・ポルト戦を控えるアトレティコは、ルイス・スアレスをベンチに置くなどローテーションを採用しながら、それでも序盤は主導権を握って立て続けにチャンスを迎えた。が、クーニャ、アンヘル・コレアらは決定機を決め切れない。対するマジョルカは、時間が経つに連れて攻撃を仕掛けられるようになったが、こちらもイ・ガンインが立て続けにチャンスを逸して得点できず。前半はスコアレスのまま終了する。
後半立ち上がりはアトレティコが主導権を握り返したが、決め手に欠ける状況は変わらず。シメオネ監督は60分に交代カードを切り、デ・ポールとグリーズマンを下げてジョアン・フェリックスとレマルを投入した。その後もゴールの予感に乏しく、アルゼンチン人指揮官はルイス・スアレスの投入にも動いたが、68分にスコアを動かすことに成功する。コケのロングフィードからA・コレアが最終ラインを突破してペナルティーエリア内右に侵入。折り返されたボールをクーニャが枠内に収めている。
シメオネ監督はこのゴールの直後にコレア、クーニャをL・スアレス、ヴルサリコに代える。その一方でルイス・ガルシア・プラサ監督は74分に一気に交代カードを3枚切り、久保をメトロポリターノのピッチに立たせた。久保は投入直後、ペナルティーアーク付近からいきなりシュートを放ったが、これはアトレティコDFに当たった。
そして80分、マジョルカがメトロポリターノに静寂をもたらす同点ゴールを決めた。左サイドからのFK、イ・ガンインが左足で蹴った精度の高いクロスボールからルッソがヘディングシュートを突き刺している。終盤はアトレティコペースで進んだが、ここで久保が輝いた! 後半アディショナルタイム1分、スルーパスから抜け出した久保建英がアトレティコ陣地を独走。そのままペナルティーエリア内に侵入すると、落ち着き払った左足のシュートでGKオブラクを破った。試合はマジョルカの、久保の劇的逆転弾で決着がついている。
アトレティコは8試合ぶり敗戦で暫定4位に位置し、マジョルカは8試合鰤勝利で暫定12位につけている。
ATLÉTICO 1 – 2 MALLORCA
Atlético de Madrid: Oblak; Marcos Llorente, Savic (Mario Hermoso, 10’), Felipe, Renan Lodi; Correa (Luis Suárez, 71’), Koke, Kondogbia, De Paul (João Félix, 60’) ; Griezmann (Lemar, 60’) y Matheus Cunha (Vrsaljko, 71’).
Mallorca: Reina; Maffeo, Russo, Valjent, Jaume Costa; Baba (Fer Niño, 80’), Ruiz de Galarreta (Battaglia, 73’); Kang-In Lee (Sedlar, 84’), Dani Rodríguez, Antonio Sánchez (Kubo, 73’); y Abdón Prats (Ángel, 73’).
Árbitro: Martínez Munuera (Comité Valenciano). Mostró tarjeta amarilla a los locales Felipe (79’) y Renan Lodi (83’); y a los visitantes Ruiz de Galarreta (14’), Maffeo (43’) y Baba (66’).
GOLES:
1-0. 68’. Cunha empuja a la red un centro de Correa.
1-1. 80’. Russo, de cabeza al saque de una falta lateral lanzada por Kang-In Lee.
1-2. 90’. Kubo se va en un contragolpe y bate por bajo a Oblak.
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