ベティスに3発勝利のアトレティコ…シメオネ「今日、私たちは本来のグリーズマンに出会えた」

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10月31日のラ・リーガ第12節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのベティス戦に3-0で勝利を果たした。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、今季最も安定したパフォーマンスを実現できたとの見解を示している。

アトレティコは立ち上がりこそベティスの攻勢に遭ったが、その後主導権を握り返すとMFヤニック・カラスコが先制点を記録。1-0で前半を折り返すと、後半にはオウンゴールでリードを2点に広げ、さらにカラスコのスルーパスから途中出場のFWジョアン・フェリックスが今季初ゴールを決めて勝負を決めた。

試合後会見に出席したシメオネ監督は、次のような感想を述べている。

「パフォーマンス的には間違いなく最も安定していた。試合を通じて自分たちの望むようにプレーできたし、良い仕事を実現してゴールを決めていけた」

この試合で先発したFWアントワーヌ・グリーズマンは、数字こそ残せなかったものの存在感は残した。カラスコやFWアンヘル・コレアと積極的に連係を取り、ラストパスやシュートを何度も放つなど、かつて同チームのエースだった姿を彷彿とさせている。

「今日の試合では本来のグリーズマンを見つけることができた。懸命に働き、執着し、ゴールチャンスを探し、良いポジショニングを取り、決定機を手にした。それこそ、私たちが彼と出会うための道だったんだよ」

前節で退席処分となったシメオネ監督は、スタンドから感情表現豊かにこの試合を観戦していた。

「外から見るのは良くない。私にとってもチームにとってもネガティブだ。あの観戦スペースには改善の余地があるし、加えて審判のセンシビリティーにしても同様だ。30メートル離れた距離からイエローカードを提示するように求めると、こっちまで来てそれを提示してくる……。しかし悪いのは私だ。上からは良く見えるが、今日は良い試合に当たったね」

アトレティコは最近、3-5-2ではなく3-4-3のシステムを使用。3トップを置くことで、より攻撃的になっているようにも映る。

「それはチーム内で起こっていることを受けたものだ。私たちはインサイドハーフとして貢献してくれるジョレンテとレマルが離脱中だ。今日は1トップの後方にストライカーを2人置き、コレクティブな努力をすれば補えると感じた。働き、走ることで埋め合わせはできる。走らなければ、とても難しくなる」

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