後半AT10分で99分に逆転のアトレティコ…シメオネ「10分は多過ぎる?私たちはAT5分だったCL決勝で93分に負けた」

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12日のラ・リーガ第4節、アトレティコ・マドリーは敵地RCDEスタジアムでのエスパニョール戦に2-1で勝利した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、交代で投入した5選手が試合の流れを変化させたと満足感を表している。

復帰したばかりのグリーズマンを先発させるなどしたアトレティコだが、前半はエスパニョールに苦戦してセットプレーから失点を喫する。しかし後半頭からコンドグビア、レマル、ロディ、さらに途中からジョアン・フェリックス、クーニャを投入して流れを引き寄せると、79分にカラスコ、そして99分にレマルがゴールを決めて逆転勝利を果たした。

試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じたシメオネ監督は、次のような感想を述べている。

「素晴らしかったのは、後半から出場した5選手が試合を変えたことだ。私たちは偉大な選手たちを擁した素晴らしいチームだよ」

「逆転弾を決めたレマルについて? 素晴らしい時期を過ごしているね。彼を先発で起用しなかったのは、フランス代表で消化器官に問題を抱えたためだった。自分たちにとって重要な選手の一人だ。昨季に凄まじい成長を見せてくれたが、まだ得点力が足りていなかったね」

シメオネ監督はまた、10分間が取られた後半アディショナルタイムについても言及。第四審判が10分と記されたボードを掲げた際、あまりの長さに抗議するエスパニョールのビセンテ・モレノ監督と言い争っていたシメオネ監督は、2013-14シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝などを引き合いに出しながら、こう語った。

「給水の時間、選手が地面に倒れていた時間、選手交代の時間を考慮しなくてはならない。私たちはある決勝戦で、5分のアディショナルタイムが与えられて、93分に敗れることになった。だから5、6、6、8、10分と時間を足していけることは分かっているんだ」

2013-14シーズンのCL決勝レアル・マドリー戦、アトレティコは1点をリードしたまま後半アディショナルタイムを迎えたが、93分(正確には92分48秒)にDFセルヒオ・ラモスにヘディング弾を叩き込まれて同点に追いつかれると、延長戦に1-4とされて優勝を逃していた。シメオネ監督がなぜそのことを引き合いに出したのかはよく分からないが、いずれにしてももう7年前となったあの敗戦を、いまだ忘れてはいないようだ。

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