FWジエゴ・コスタは12月29日にアトレティコ・マドリードとの契約を解除した。コスタはスタッフとの関係悪化が顕著となり、ロッカールームの“毒”となっていたことが理由だったようだ。スペイン紙「マルカ」がコスタ退団の背景を伝えている。
記事によれば、すでにシーズン開幕前からコスタにとっては居心地の悪い状況になっていたという。ジャーナリストのデ・ラ・モレーナ氏がスペインのラジオ局「オンダセロ」の番組「EL Transistor」に語ったところによると、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス加入で出番が減少し、モチベーションを失ったコスタはロッカールームの“毒”になったという。そして、クラブもそんなコスタの扱いを恐れるようになってしまったというのだ。
「トレーニングでのコーチとの関係はすでに耐え難いもので、中でもシメオネのアシスタントであるネルソン・ビバスとの関係はさらに悪いものだった。サン・セバスティアン(アトレティコがレアル・ソシエダに2-0で勝利した試合)から戻った後、彼はネルソン・ビバスを殴る寸前だった」
デ・ラ・モレーノ氏はこのように語り、コスタとスタッフとの関係悪化が顕著になっていたことを明かした。さらにコスタはブラジルに戻った家族の問題からスポーツディレクターのアンドレア・ベルタ氏に退団を申し出たという。
これに対し、ベルタ氏はUEFAチャンピオンズリーグに出場するクラブや他のリーガのクラブに移籍する場合は違約金2000万ユーロ(約25億円)の支払いを要求。コスタはこれを拒否し、その後に練習を欠席するなどクラブとの緊張状態は続いていたようだ。
最終的には契約解除で合意に至ったが、そこに至るまでにはコスタとクラブの間に複雑な事情が絡まり合っていたようだ。
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