ラ・リーガ王者アトレティコ、パンデミックの打撃緩和を目的に約240億円の増資

この記事は約2分で読めます。

アトレティコ・マドリーは26日に株主総会を開き、1億8180万ユーロ(約240億円)の増資を実施することを決定した。

新型コロナウイルスのパンデミックによって、2020-21シーズンに8000万ユーロ以上の損失を計上する見込みのアトレティコは、この打撃を緩和するため、負債比率を減らすために増資を実施することを株主総会で決定した。

アトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOとエンリケ・セレソ会長は先に自分たちの持ち株(全体の65.98%)を新たに設立したアトレティコHoldCoに移していた。そして米国の資産運用会社アレス・マネジメントがアトレティコHoldCoと合意し、アトレティコHoldCoの33.96%の株式を取得することに。アトレティコHoldCoはこの合意によりクラブに1億2000万ユーロを拠出する。クラブの最大株主はヒル・マリンCEOであり続け、今後アレス・マネジメントの代表としてマーク・アフォルター氏が取締役会に加わる予定だ。またアトレティコの残りの株主たちは、今後1カ月の間一株187.10ユーロで増資分の株式を優先的に取得する権利を有している。

アトレティコはこの増資により、今夏の移籍市場で本格的に動くことが可能に。ウディネーゼMFロドリゴ・デ・パウル、退団を希望するイヴォ・グルビッチの代わりにヤン・オブラクの控えとなるGK、FWルイス・スアレスに休みを与えることを可能にするストライカーなどが現在の獲得目標とされている。

コメント