レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が、同じくスペイン首都に拠を構えるアトレティコ・マドリーを軽視するような発言をして、話題となっている。
スペインのラジオ局『オンダ・セロ』とのインタビューに応じたペレス会長は、その場でレアル・マドリーが常勝軍団であるとの矜持を述べたが、なぜか他クラブを引き合いに。引き合いに出されたのは、地元のライバルでありながら友好的な関係を築くアトレティコだった。
「私が会長となった1年目にはリーガで優勝し、2年目にはチャンピオンズを勝ち取り、3年目にはまたリーガを制覇した。レアル・マドリーはほかのクラブとは違い、勝つことに慣れているんだ。例えば、今季リーガで優勝したアトレティは、それを何回勝ち取っているんだ(笑)?」
ペレス会長はこの発言がまずかったと思ったのか、すぐに取り繕ってはいた。
「私はあのクラブの全員とうまくやっていている。マドリーにレアル・マドリー、アトレティコ・デ・マドリーという2クラブが存在することは、ありがたいことだよ」
なおレアル・マドリーのラ・リーガ優勝回数は34回で、アトレティコは11回。アトレティコ・サポーターの今回の発言に対するSNSでのリアクションは憤りというよりも、今季ラ・リーガを制した自分たちを過剰に意識しているという皮肉めいたものが多数だった。
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